第61回グラミー賞授賞式が10日、ロサンゼルスのステープルセンター(Staples Center)で行われた。司会は、アリシア・キーズ(Alicia Keys)。
最優秀アルバム賞は、ケイシー・マスグレイヴスの「Golden Hour」が受賞。マスグレイヴスは合計4部門受賞。
アメリカの銃社会や警官による暴力を風刺したチャイルディッシュ・ガンビーノ (Childish Gambino、ドナルド・グローヴァー) の「ディス・イズ・アメリカ」(This Is America)が、最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞など4部門を受賞。
チャイルディッシュ・ガンビーノは、ラップで初めて最優秀レコード賞を受賞したが、授賞式は欠席した。
レディー・ガガは、『アリー/スター誕生』のshallowとJoanneで2部門を受賞。
カーディ・Bは、「Invasion of Privacy」でソロの女性アーティストとして初めて最優秀ラップアルバム賞を受賞。
最優秀新人賞はデュア・リパ (Dua Lipa)。
オープニングではミシェル・オバマ前大統領夫人がサプライズ投票し、スピーチを行った。
第61回グラミー賞受賞一覧
最優秀レコード賞(Record of the Year)
チャイルディッシュ・ガンビーノ (Childish Gambino) -「ディス・イズ・アメリカ」 This Is America
最優秀アルバム賞(Album of the Year)
ケイシー・マスグレイヴス (Kacey Musgraves) – Golden Hour
最優秀楽曲賞(Song of the Year)
チャイルディッシュ・ガンビーノ (Childish Gambino) –「ディス・イズ・アメリカ」 This Is America
話題となったミュージックビデオは、日本人のヒロ・ムライ(Hiro Murai)氏がディレクションを担当した。
最優秀新人賞(Best New Artist)
デュア・リパ (Dua Lipa)
最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス(Best Pop Solo Performance)
レディー・ガガ (Lady Gaga) – Joanne (Where Do You Think You’re Goin’?)
最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞(Best Pop Duo/Group Performance)
レディー・ガガ & ブラッドリー・クーパー (Lady Gaga and Bradley Cooper) – Shallow
最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞( Best Traditional Pop Vocal Album)
ウィリー・ネルソン (Willie Nelson) – My Way
最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞(Best pop album)
アリアナ・グランデ (Ariana Grande) – Sweetener
最優秀ダンス・レコーディング賞(Best Dance Recording)
シルク・シティ&デュア・リパ – Electricity
最優秀エレクトロニック/ダンス・アルバム賞(Best Electronic/Dance Album)
ジャスティス (Justice) – Woman Worldwide
最優秀コンテンポラリー・インスツルメント・アルバム賞( Best Contemporary Instrumental Album)
スティーヴ・ガッド・バンド(Steve Gadd Band)
最優秀ロック・パフォーマンス賞(Best Rock Performance)
クリス・コーネル (Chris Cornell) – When Bad Does Good
2017年5月に自殺した サウンドガーデンのクリス・コーネル(52)が受賞した。
最優秀ロック・アルバム賞 (Best Rock Album)
グレタ・ ヴァン・フリート (Greta Van Fleet) – From the Fires
最優秀メタル・パフォーマンス賞(Best Metal Performance)
ハイ・オン・ファイア (High on Fire) – Electric Messiah
最優秀ロック楽曲賞(Best Rock Song)
セイント・ ヴィンセント (St Vincent) – Masseduction
最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞(Best Alternative Music Album)
ベック (Beck) – Colors
最優秀リズム・アンド・ブルース・パフォーマンス賞(Best R&B Performance)
ハー (H.E.R.)Featuring Daniel Caesar-Best Part
最優秀トラディショナル・リズム・アンド・ブルース・ヴォーカル・パフォーマンス賞 (Best Traditional R&B Performance)
リオン・ブリッジズ (Leon Bridges )– Bet Ain’t Worth the Hand
PJ モートン ft イェバ (PJ Morton ft Yebba) – How Deep Is Your Love
最優秀リズム・アンド・ブルース楽曲賞(Best R&B Song)
エラ・メイ (Ella Mai) – Boo’d Up
最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞(Best Urban Contemporary Album)
カーターズ (The Carters) – Everything Is Love
最優秀リズム・アンド・ブルース・アルバム賞(Best R&B Album)
ハー (H.E.R.)– H.E.R.
最優秀ラップ・パフォーマンス賞(Best Rap Performance)
ケンドリック・ラマー, ジェイ・ロック, フューチャー & ジェイムス・ブレイク (Kendrick Lamar, Jay Rock, Future and James Blake) – King’s Dead
アンダーソン・パーク(Anderson .Paak) – Bubblin
最優秀ラップ/スラング・パフォーマンス賞(Best rap/sung performance)
チャイルディッシュ・ガンビーノ (Childish Gambino) –「ディス・イズ・アメリカ」 This Is America
最優秀ラップ楽曲賞 (Best Rap Song)
ドレイク (Drake) – God’s Plan
最優秀ラップ・アルバム賞(Best Rap Album)
カーディ・B (Cardi B) – Invasion of Privacy
最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス賞(Best Country Solo Performance)
ケイシー・マスグレイヴス (Kacey Musgraves) – Butterflies
最優秀カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンス賞(Best Country Duo/Group Performance)
ダン・シェイ (Dan + Shay) – Tequila
最優秀カントリー楽曲賞(Best Country Song)
ケイシー・マスグレイヴス (Kacey Musgraves) – Space Cowboy
最優秀カントリー・アルバム賞(Best Country Album)
ケイシー・マスグレイヴス (Kacey Musgraves) – Golden Hour
最優秀アメリカーナ・アルバム賞(Best Americana Album)
ブランディ・カーライル (Brandi Carlile) – By the Way, I Forgive You
最優秀ラテン・ポップ・アルバム賞(Best Latin Pop Album)
クラウディア・ブラント (Claudia Brant) – Sincera
最優秀製作者賞(非クラシック) (Producer of the Year, Non-Classical)
ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)
最優秀ニューエイジアルバム賞(Best New Age Album)
オピウム・ムーン(Opium Moon)
最優秀ジャズ・インプロバイズド・ソロ賞(Best Improvised Jazz Solo)
ジョン・デイヴァーサ(John Daversa, soloist)-DON’T FENCE ME IN
最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞(Best Jazz Vocal Album)
セシル・マクロリン・サルヴァント(Cécile McLorin Savant)-THE WINDOW
最優秀ジャズ・インスツルメンタル・アルバム賞(Best Jazz Instrumental Album)
The Wayne Shorter Quartet – EMANON
最優秀ラージ・ジャズ・アンサブル・アルバム賞(Best Large Jazz Ensemble Album)
ジョン・デイヴァーサ(John Daversa)ビッグバンド・フューチャリング・DACAアーティスト-AMERICAN DREAMERS: VOICES OF HOPE, MUSIC OF FREEDOM
最優秀ラテン・ジャズ・アルバム賞(Best Latin Jazz Album)
BACK TO THE SUNSET – Dafnis Prieto Big Band