日本の100円ショップ「ダイソー」(Daiso)は8日、ニューヨーク市クイーンズ区のフラッシングに東海岸第1号店をオープンした。
フラッシングは、グランドセントラル駅から7番線で約30分の最終駅。駅から徒歩5分ほどの距離にモール「スカイビューセンター」(Skyview Center)があり、ダイソーはその4階にある。

ダイソーは、2005年西海岸のワシントン州シアトルで初めて店舗をオープンして以来、米国ではカリフォルニア州やテキサス州など77店舗を展開する。
フラッシングに第1号店を設けた理由に関して、米国事業を担当する村田良英上級副社長は、SNSで地域の住民から、多くのリクエストが寄せられていたと語った。
またニューヨークエリアで、年内に7店舗のオープンを予定していることを明かした。

在ニューヨーク日本国総領事館の山野内勘二総領事・大使は、記者会見で、日本の「かわいい」そして機能的な商品が数多く揃う店と紹介し、クイーンズのコミュニティにより多くの選択肢を提供できることを嬉しく思うと語った。
ダイソー商品に関しては、人気ユーチューバーのサフィア・ナイガード(Safiya Nygaard)さんが、ダイソーのコスメを使用したメイクアップチャレンジの動画が900万回以上の再生数を記録するなど、その認知度は高い。
オープン当日は朝から大行列

オープン当初は長蛇の列ができた。最前列に並んだブロンクス出身の少年たちは朝4時に到着した。ダイソーのことは知らなかったが、インターネットで情報を知りやってきたという。
マレーシア出身の男性も、オープン初日を目当てに訪れた。マレーシアではダイソーはよく知られており、新店に友人たちを連れて来たかったと語った。
日本のダイソーに行ったことがあるというフラッシング出身の少女の姿も。
10時の開店直後には、4階フロア全体に長い行列ができ、地元の人々の期待の高さが伺えた。
矢野靖二社長や在ニューヨーク日本国総領事館の山野内勘二総領事・大使らのテープカットに続き、和太鼓の演奏とともに、ドアがオープン。多くの人が買い物かごを手に、商品を買い求めた。
初日と2日目は、先着100名にプレゼントが配布される。iPad miniやAppleウォッチ、ギフトかードなどが当たるクジも午後4時まで開催される。



気になる店内は?
店舗面積は、380平方メートルと通常の店舗よりは小さめだが、6000から7000種類の商品が揃う。毎月100種類の新商品が追加される。価格帯は1.99ドルから7.5ドルなど商品によって異なるが、70%の商品は1.99ドルで販売される。
食品コーナーには、お馴染みのスナック菓子やカップ麺、ドリンクなどがぎっしりと並ぶ。

招き猫やタヌキの置物など春らしい縁起物小物も。

人気のプチプラコスメコーナーや、マスクや除菌シートなどの衛生用品。


文具用品も少数単位で購入することができる。

ニューヨーク店限定のエコバッグ

電源アダプタやコンセントプラグから、ギフトラッピング用の梱包資材。パーティグッズなどは、オンラインでバルク買いすることができる。

健康グッズやバス用品、洗濯用ネットなど。

茶碗など和の食器類から、便利なキッチン用品まで。


ダイソーフラッシング店
40-24 College Point Blvd, Flushing, NY 11354
www.daisojapan.com
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