植物性の代替肉を製造するビヨンド・ミート(Beyond Meat)は新規株式公開により1億8,400万ドルの調達を目指す。
22日に提出された最新の目論見書によると、一株あたり19ドルー21ドルで、845万株を売り出す。CBSによると、仮条件の上限で売り出した場合、時価総額は12億ドル(1,320億円)となる。同社はナスダックに上場する予定で、ティッカーシンボルは「BYND」。
IPOにより得た資金により、製造拠点の追加や研究開発、マーケティングの投資の拡大をはかる。
ビヨンド・ミートは、カリフォルニア州でイーサン・ブラウン氏が2009年にスタートした植物肉メーカー。現在、ホールフーズやセーフウェイ、クローガー、ターゲットなど、全米15,000〜17,000店のスーパーで販売されているという。またカールスジュニア(Carl’s Jr.)やTGIフライデーズ、デル・タコといったレストランに商品を供給しており、現在、全米12,000店のベジタリアンメニューに使用されている。
CNBCによると、2018年の植物肉の小売の売上高は、本物の肉の伸び率2%に対し、24%成長した。市場の拡大に伴い、同社の業績も急成長しており、2016年の売り上げ1,620万ドルは、2018年には8,790万ドルとなった。この間の純損失は、2,510万ドル(2016年)、3,040万ドル(2017年)、2,990万(2018年)となっている。
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