玩具店トイザらス(Toys “R” Us)が今年、米国で復活を遂げる。年内に複数店舗をオープンし、ECサイトも開設する予定だという。ブルームバーグが報じた。
トイザらスは2017年に連邦倒産法第11章の適用を申請していたが、事業清算を発表し、昨年国内の全店舗を閉鎖または売却していた。
トイザらスの元グローバルマーチャンダイジング責任者のリチャード・バリー(Richard Barry)氏は今年1月、トゥルー・キッズ社(Tru Kids Inc)を設立し、最高経営責任者(CEO)に就任した。
バリー氏は昨年10月、トイザらスブランドの権利を獲得。トイザらスやベビーザらス、ジェフリーの商標を含む20以上のブランドや資産を引き受けた。
その後、ホリデーシーズンに食料品店のクローガー(Kroger)の600店舗で、プロモーションを兼ねた「ジェフリーのトイ・ボックス」を販売していた。
ブルームバーグによると、新たな店舗の面積は従来の3分の1程度で、プレイスペースが設けられるなど、体験型店舗となる予定。また玩具メーカーとは委託販売契約を提携するなど、初期費用を抑えてスタートするという。
かつてトイザらスの買収に名乗りを上げていた米玩具メーカー、MGAエンターテインメント(MGAE)社のアイザック・ラリアン (Isaac Larian)最高経営責任者(CEO)は、同社の商品を販売する予定だと協力を表明している。
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