米アマゾンは、南カリフォルニアのアーバインで6輪の配送ロボット「スカウト(Scout)」によるデリバリーを開始する。同社のブログを通じて発表した。
同社は今年初め、ワシントン州のスノホミッシュ郡でスカウトの試験運用を開始していた。
スカウトの運用は月曜から金曜の日中に限定し、当面は「アマゾン・スカウト・アンバサダー」と呼ぶ従業員が同伴する。プライムメンバーには無料同日配送、1日または2日配送のオプションも提供する。
同社が数ヶ月前にリンクトインに投稿したアンバサダーの役割には、バンを運転してスカウトを配送エリアまで運ぶことや、アマゾンの声として、顧客の要望や問題に応えることなど、数十項目が挙げられている。このほか、1日あたり10時間まで立ったり歩いたりできることや、2年以上の小売での顧客サービスの経験が求められる。
配送のラストマイルを無人化する試みは、スカウトだけではない。同社ワールドワイド・コンシューマー部門のジェフ・ウィルク(Jeff Wilke)CEOは6月、ドローンの最新デザインを公開し、数ヶ月で運用を開始する意向を示した。
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