米イータリー 性犯罪疑惑のマリオ・バターリ容疑者との関係解消へ

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全世界で展開するイタリアのフードマーケット、米イータリー(Eataly)は、性犯罪容疑で訴追されているセレブシェフのマリオ・バターリ(Mario Batali)容疑者との関係を解消したことが明らかとなった。AP通信が報じた。

バターリ氏は米国法人の少数株主で、イータリーとのパートナーシップは、2010年のニューヨークのフラットアイアン店の開業から始まった。その後イータリーは、ボストンやラスベガス、ロサンゼルス、シカゴ、ダウンタウンマン・ハッタンへと新店舗を拡大。バターリ氏はオープニングイベントなどに登場し、イータリーのプロモーション活動に積極的に携わっていた。

2017年末のMeTooムーブメント以降、バターリ氏は、元従業員などからセクハラや性的暴行などの違法行為があったと告発を受けている。

イータリーの広報担当クリス・ジリオ(Chris Giglio)氏は、2017年12月以降イータリーの運営に関して、バターリ氏の直接の関与はなかったが、バターリ氏の保有する株式を買い取ったことで、正式に関係が解消されたと語った。

強制わいせつ行為の容疑で訴追

昨年5月、バターリ氏の経営するバッボ(Babbo)で2004年に起きたドラッグを使用した性的暴行事件について、ニューヨーク市警察が捜査を行っていることが報じられていた。
同月、2017年にボストンのレストランで、強制的に性的関係を迫った容疑でサフォーク郡の検察に訴追されたが、バターリ氏は無罪を主張している。

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今年3月、20年以上経営を共にしていたジョー・バスティアーニッチ(Joe Bastianich)氏と設立したB&B ホスピタリティーグループは、バターリ氏からバッボ(Babbo)や、デル・ポスト(Del Posto)、オット(Otto)などのレストランの株式を買い取り、バターリ氏との関係を正式に解消したことを明らかにした。

Eaterによると、バターリ氏はセレブが訪れることで有名なスポッティッド・ピッグ(Spotted Pig)の株は保有している。

Mashup Reporter 編集部
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