アンドリュー・ヤン候補 10家族に毎月1,000ドル提供-米大統領選 民主党候補者討論会

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12日にテキサス州ヒューストンで開催された2020年大統領選の民主党候補者討論会で、アンドリュー・ヤン(Andrew Yang)氏は、ランダムに選ばれた10人の市民に毎月1,000ドルを1年間提供することを約束した。

ヤン氏はディベートの冒頭「われわれは、自分たちを、巨大な機械に投下されるものではなく、この民主主義のシェアホルダーだとみなければならない。」と述べ、「今晩、私は前例のないことをしよう。私のキャンペーンでは、これを家で見ているアメリカの10家族に、一年間1月あたり1,000ドルの自由の配当を提供する。」と発表。「これが、われわれの国が再び私たちのために働くようにする方法なのだ」と語った。

ヤン氏は、「自由の配当」と呼ぶユニバーサルベーシックインカム(UBI)制度の導入を公約にかかげ、18歳から64歳のアメリカ人すべてに月1,000ドル(11万円)を支給するとしている。

公約は、討論会を重ねるごとに徐々に注目を集め、支持率の獲得に貢献。政治未経験で、アジア系アメリカ人として初めて民主から出馬したヤン氏の支持率は、エイミー・クロブチャー上院議員やコーリー・ブッカー上院議員といった候補を上回っている。

ヤン氏はこれまで、3家族に対して、自身のポケットマネーから毎月1,000ドルを提供することを約束している。一方、ヤン氏陣営によると、今回の財源は選挙資金から拠出するといい、一部の専門家から、選挙運動資金の規制に抵触する可能性を指摘する声も上がっている。

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元連邦選挙委員会の弁護士のErin Chlopak氏はTime誌に対し、「個人的な使用のために、個々人に金銭を配ることは、選挙運動資金法に違反すると考えられる」と見解を語った。またコルビー大学のAnthony Corrado教授はCNBCに、「法律で許可されるかどうか確実に疑問を投げかけることになる」としつつ、「法が適用されるかどうかはグレーゾーンだ」と語った。

一方、Redditの共同創業者のアレクシス・オハニアン氏は「大好きなアイデアだ」と支持を示し、ヤン氏ができない場合、自分が個人的に10家族に提供するとツイートした。

Mashup Reporter 編集部
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