ニューオーリンズ発祥の米フライドチキンチェーン大手「ポパイズ・ルイジアナ・キッチン」(Popeye’s Louisiana Kitchen)は3日、品切れが続いていたチキンサンドイッチの販売を各店舗で再開した。
同製品が最初に発売されたのは、8月12日。販売直後から評判となり、完売が続出。腹を立てた客が損害賠償を求めて提訴したり、銃で店員を脅したりするなど、チキンサンドイッチを巡ってありえない事件が次々と勃発し、話題を呼んでいた。さらに、話題に便乗したチックフィレイやウェンディーズが、我がチキンサンドこそが最高だと名乗り出て、SNS上のPR合戦「チキンサンド戦争」を繰り広げたことで、評判に拍車がかかった。
ポパイズの広報担当者は、今回は完売になることはないと自信たっぷりに語っていたが、再開当日のタイムズスクエア店には、なぜか「完売」の張り紙が。
ないじゃないですか(#・∀・)ムカッ!!
気を取り直して翌日の午前10時30分に行くと、店内には既に30人ほどの行列ができていた。客はドアを開けるたび「ワオ!」「なんだこれは!」「みんなチキンサンドイッチのために?」「クレイジー!」と苦笑いでつぶやきながら、それでもチキンサンドを諦めきれず、最後尾へと並んで行く。チキンだけを購入しに来たという女性は、店員を説得して列をスキップしてチキンをゲットした。
中には大量に注文する人や、オンラインでオーダーをする人もいるため、キッチンでの製造が追つかない様子。レジでも注文を制限しているため、列がなかなか進まない。昼が近づくにつれ、行列が膨れる一方で、フードデリバリーのピックアップ客も混じり、店は一時カオス状態に。12時を回ったころ、やっとサンドを手にすることができた。
待つこと68日と90分。人生初のポパイズをゲット!ヾ(≧∇≦*)/
こちらが、今全米で最も”アツイ”、ポパイズのチキンサンドイッチ。クラシックバージョンとスパイシーバージョンを1個づつ注文。各3.99ドル。(カロリーは不明)
衣たっぷり、南部スタイルのバターミルクフライドチキンが、ブリオッシュのバンズから勢いよく良く飛び出したど迫力のビジュアル。
岩みたい(。・о・。)
ソースはマヨネーズベースで、トッピングはピクルスが1切れのみ。岩のようなチキンとふわふわのバンズの間に埋まっている。スパイシーソースはシラチャーが入っているのだろうか。
食感は、かりかり衣と甘いブリオッシュのバンズ、やわらかくジューシーで厚いチキンのバランスが良い。スパイシー加減は、ライバル店のチックフィレイよりやや抑えめ。一口かじると、口の中にほんのりした甘さが広がる。ボリュームも充分。これで3.99ドルなら、文句なしだ。