ロウアーイーストサイドの「エセックス・クロッシング」(Essex Crossing)に、新たなフードホール「ザ・マーケット・ライン」(The Market Line)がオープンした。
エセックス・クロッシングは再開発事業の一環で、1,079戸の住居と3万2500平方メートルのオフィススペース、約9,300平方メートルの緑地、3万7,000平方メートルの小売スペースから構成される。ショップ・アーキテクツ社(SHoP Architects)が基本計画を手がけ、フードホールの内装はフォーマクティブ社(Formactiv)がデザインした。
1階スペースには5月に、元エセックス・ストリート・マーケットの「エセックス・マーケット」(Essex Market)がオープンした。同マーケットの姉妹版として地下スペースにオープンしたザ・マーケット・ラインには、多国籍な地元ベンダーやレストランが入居している。
1910年創業のピクルス店「ザ・ピクルス・ガイズ」や、プエルトリコ料理の「ケ・チェベレ」、ヘルズキッチンの「ラスティック・テーブル」の姉妹店、ロベルタズで腕を磨いた職人によるピザ店「スライス・ジョイント」、1,200種以上のビールを提供するバー「グランド・デランシー」、クイーンズのメキシコ料理「トルティーヤ・ニシュタマル」、イースト・ヴィレッジのウクライナ料理店「ベセルカ」、ラーメンのクロオビ、ベトナム料理のフォー・グランドなどが出店。東海岸初出店のマッシュルーム入りコーヒーを販売するフォー・シグマティック(Four Sigmatic)もオープンした。
今後、日本酒を提供する酒ビストロ、ゴウイエ・ニューヨークもオープンする予定だ。
開発事業者のザ・プルージック・グループ(The Prusik Group)共同創設者ローナン・メーラ(Rohan Mehra)氏は「ザ・マーケット・ラインのゴールは、ロウアーイーストサイドの多様性に富んだ、移民のフードカルチャーを反映したコミュニティーの場所と、中小企業の反映と拡大を提供するための場を創ることだ。」と語っている。
今後もアートギャラリーやレストラン、衣料品店、ライブスペースなどがオープンする。完成は2021年を予定しており、売り場面積計1万4,000平方メートルのマーケット・ラインとエセックス・マーケットは市内最大のマーケットとなる。
ベンダー一覧
- アンプル・ヒルズ・クリーマリー(Ample Hills Creamery)
- カフェ・グランピー(Cafe Grumpy)
- ドーナツ・プラント(Doughnut Plant)
- エンズ・ミート(Ends Meat)
- エセックス・パール(Essex Pearl)
- フォー・シグマティック(Four Sigmatic)
- ゴウイエ・ニューヨーク(Gouie New York)
- クロオビ(Kuro-Obi)
- ムーン・マン(Moon Man)
- ノム・ワー(Nom Wah)
- ピープルズ・ワイン・ショップ・アンド・バー(Peoples Wine Shop and Bar)
- フォー・グランド(Pho Grand)
- ザ・ピクルス・ガイズ(The Pickle Guys)ケ・チェベレ(Que Chevere)
- レベッカズ・ケーキ・ショップ(Rebecca’s Cake Pops)
- ラスティック・テーブル・ シュク(Rustic Table Shuk)
- シャラー&ウェーバー(Schaller & Weber)スライス・ジョイント(Slice Joint)
- サウスイースト・エイジア・フード・グループ(Southeast Asia Food Group)
- サブスタンス・ジュース(Substance Juice)
- ザ・グランド・デランシー(The Grand Delancey)
- トルティーヤ・ニシュタマル(Tortilleria Nixtamal)
- ベセルカ(Veselka)
- テナメント・ミュージアム(Tenement Museum)
The Market Line
営業時間:午前7時~深夜1時
住所:115 Delancey St, New York, NY 10002
Website: www.marketline.ny