昨年ニューヨーク州から流出した人は18万649人となり、人口減少が全米最多の7万6,790人(0.4%減)となったことが分かった。
米国税調査の発表によると、ニューヨーク州の人口は1945万3,561人で、カリフォルニア州(3951万2,223人)、テキサス州 (2899万5,881人)、フロリダ州 (2147万7,737人)に次いで第4番目。
シンクタンクのThe Empire Centerによると、2019年ニューヨーク州に移住した外国人移民の数は4万5,753人で、2010年以来最少となった。
ニューヨーク州からの流出人口は2010年以来、合計140万人に達している。人口増加数は7万5,469人(0.4%増)で、は50州のうち46番目。
人気の移住先はフロリダ州
ニューヨークポストによると、The Empire Centerの分析では、2010年から2018年でニューヨーク州から州外に移住した人の5人に1人以上(21.3%)がフロリダ州に転居している。これらの人々の平均年収は約9万ドル(約980万円)だという。
トランプ大統領もフロリダ州に移住した人の一人だ。トランプ氏は昨年9月、メラニア夫人とともに主な居住地をマンハッタンからフロリダ州パームビーチのマールアラーゴに移している。
隣のニュージャージー州に移住した人は16%で平均年収は9万6,650ドルだった。他には、ノースキャロライナ州(8%)、ペンシルヴェニア州(7%)、カリフォルニア州(6%)、テキサス州(6%)などに引っ越ししている。
米国の自然増加数が100万人以下に
国税調査によると米国の自然増加数(出生数から死亡数を引いたもの)は減少傾向にあり、2018年から2019年は95万6,674人で、直近の10年で初めて100万人を下回った。
国外から流入した移民人口は59万5,348人に減少。最も多かった2016年の104万6,709人から45万人近く減少している。