ブルックリンブリッジで15日、警察官のサポーター「ブルーライブズマター」と、警察改革を求める「オキュパイ・シティホール」のプロテスターが衝突する出来事があった。
騒ぎの中で、プロテスターに頭部を棒で殴られるなどして警察官が4人が負傷した。この中には、制服組トップのテレンス・モナハン(Terence Monahan)警視総監も含まれる。CBSニュースによると、37人が逮捕された。
NYPDニュースは、橋の上からプロテスターが警察官に攻撃を加える様子や、負傷して流血する警察官の写真を公開した。
gothamistによると、ブルックリンブリッジでの衝突の前、銃暴力の根絶や警察改革、教育やヘルスケアの充実などを訴える複数の抗議団体に、現役の警察官を含むブルーライブズマターが合流してきたという(団体は「ハイジャックされた」と同サイトに語っている)。
その後、市庁舎側からブルックリン方面に向かって橋を行進してきた反警察のプロテスターと出くわした。
チョークホールド禁止など、警察改革法案が成立
同日デブラシオ市長はブロンクスで、「Black Lives Matter」の文字を描く式典に参加。式典では、警察官によるチョークホールドの使用を禁止し、犯罪とするなど一連の警察改革法案に署名した。新法により、警察官のバッジ番号を隠さないことや、警察官の懲戒解雇や罰則記録をオンラインで閲覧可能にすること、機密の監視技術に関する情報開示が義務付けられることとなる。