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NY市、電車の窓ガラスの破壊相次ぐ。パンデミック中に400枚以上

ニューヨーク市で21日夜、7番トレインのバーノン・ブールバード・ジャクソン・アベニュー (Vernon Boulevard–Jackson Avenue) 駅と103ストリート駅で、合計21枚の電車の窓ガラスが破壊されたことが分かった。

MTA NYCトランジットの安全及び警備部門のトップ、パトリック・ウォーレン(Patrick Warren)氏は22日の会見で、窓ガラスは電車が動いている間、車内から鈍器のようなもので割れられたと発表した。動機は不明で、推定被害額は約1万ドル(約105万円)だという。

被害総額は3,150万円以上

市内では過去半年、電車の窓ガラスの破壊行為が相次いでおり、これまでに400枚以上の窓が割られた。修理費用は30万ドル(約3150万円)以上にのぼる。

ウォーレン氏は、MTAは割れた窓を交換するために、運行を一時停止する必要があり、乗客の待ち時間が長くなるなどサービス低下を招くと語った。
さらに「破壊行為は許容できない」と述べ、「利用客や納税者に損害を与えている。」と非難。破壊行為が続くと、窓ガラスの在庫が枯渇するため、長期間運行を停止する可能性もあると警告した。

7月末にも、7番線で10枚以上の窓ガラスが破壊される事件が起きている
ニューヨーク市警察(NYPD)は8月、マンハッタンやクイーンズ、ブロンクスを走行する2、3、7番線の電車で64件の破壊行為に関わった可能性があるとして、男性の顔写真を公開。情報提供を呼びかけている。

ウォーレン氏は、NYPDと協力し、引き続き監視を強化すると述べた。さらにNYPDに対し「ブロークン・ウィンドウズ・ストラテジー」(割れ窓戦略、軽犯罪を取り締まる犯罪対策)の実行を求めた。

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