14日、マンハッタンのロックフェラープラザに、巨大なクリスマスツリーが到着した。今年の木は、ニューヨーク州オニオンタ(Oneonta)在住のAl Dickさんから寄付された。
トウヒは、高さ23メートル重さ11トン。ニューヨーク市警察がロックフェラープラザまでエスコートした。
今年で第88回となる点灯式は、12月2日を予定している。それまでにツリーは、5万個のLEDライトと、トップには300万個のスワロフスキーを使用したスターを飾り付ける。
ロックフェラーセンターのクリスマスツリーが初めて点灯したのは1931年。大恐慌の最中に、建設現場の労働者が資金を出し合い、6メートルほどの木を購入し、クリスマスを祝ったのが最初と言われる。
ロックフェラーセンターを所有するティッシュマン・スパイヤー(Tishman Speyer)のロブ・スパイヤー(Rob Speyer)氏は声明で「ツリーはホリデーを代表するものだけでなく、大恐慌から9/11、スーパーストーム・サンディから今日まで、希望や回復力、ニューヨークの不朽の精神を誇るものであり、今年のツリーは不可欠だった」と述べ、「今年もこの喜ばしい伝統を継承できることを大変誇り思う。2020年は大変な年だったが、われわれは耐え抜いた。より良く、力強くなって復活すると固く誓う」と語っている。
今年は新型コロナウイルスの影響により、ショーは無観客となる。点灯式はNBCの「Christmas in Rockefeller Center」でオンエアされる。
ライトアップ時間:12月2日以降は午前6時から午前0時まで。クリスマスは24時間、大晦日は午前6時から午後9時まで。
ロックフェラーセンターのスケートリンクは、11月21日より営業する。
▼2019年の点灯式の様子