フィリピンのマクドナルドこと「ジョリビー」(Jollibee)が、マンハッタンのタイムズスクエアに巨大な旗艦店をオープンすることが分かった。Eaterが報じた。
具体的な時期は明らかになっていないが、場所は、43ストリートと44ストリート間のブロードウェイ(1500 Broadway)で、隣のブロックには2019年6月にオープンしたマクドナルドの旗艦店がある。新店は2フロアから成り、面積は約650平方メートルだという。
フィリピンで1975年に誕生したジョリビーは全世界に1,300店舗を展開する。米国ではカリフォルニア州やハワイ州を中心に37店舗あり、ニューヨークでは2009年、フィリピン系の多く住むクイーンズのウッドサイドに初の店舗をオープンした。
2018年にマンハッタンに初めて進出。ミッドタウンにあるポートオーソリティバスターミナル付近(609 Eight Avenue)にオープンした。初日は悪天候にもかかわらず、前日から行列ができるなど、大きな話題となった。
シグネチャーメニューは、かりかりの衣がたっぷりついたフライドチキンにグレービーソース、ライスがセットになった「チキンジョイ」(Chickenjoy)。甘いマリナラソースのスパゲティ、パイナップルジュース、ピーチマンゴーパイなど特徴のあるメニューを提供する。
故アンソニー・ボーデイン(Anthony Bourdain)氏もCNNの番組「Parts Unknown」でマニラにあるジョリビーを訪れ、絶賛している。
ジョリビー・フード・コーポレーションは、デンバー発祥のハンバーガーチェーンの「スマッシュバーガー」や、シェフのリック・ベイレス氏が手がける「トルタス・フロンテラ」、世界一安いミシュラン店の飲茶チェーン「ティムホーワン」(Tim Ho Wan)を展開する投資会社タイタンダイニング(Titan Dining LP)などに積極的に投資するなど、急成長を遂げている。