米アマゾン、プライム会員向け生鮮食品デリバリーを無料に

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米アマゾンは29日、プライム会員向けに展開する生鮮食品の配達サービスの月額費14.99ドルを廃止すると発表した。

同サービスがカバーする2,000以上の都市で、プライム会員は追加費用なしで、アマゾンフレッシュまたはアマゾン傘下のホールフーズマーケットで注文した生鮮食品や日用品を、2時間以内に自宅で受け取ることができるようになる。

アマゾンフレッシュとホールフーズのユーザーは引き続きサービスを利用できる一方、初めて利用するプライム会員はリクエストを送信し、招待を待たなければならない。

同社の生鮮食品配送部門のバイスプレジデント、ステファニー・ランドリー氏は声明で「グロッサリーの配送はアマゾンの中でも成長速度が最も高い事業」と述べ、「われわれはこれが、最も愛される会員の特典となると考えている」と期待を語った。

フォーブスによると、同社は、生鮮食品の需要予測に対応するため、一部の既存のフルフィルメントセンターをリデザインしたほか、アマゾンフレッシュにフォーカスした新たな施設もオープン。一方で、プライム会員向けの翌日配達プログラムの拡大や、Delivery Service Partnerによるローカルの配達網の強化を通じて、配送速度の短縮と効率化を推進している。

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米アマゾンの年会費は現在、119ドル。会員数は6月末時点で1億500万人で、前年から11%増加したが、2016年と2017年の43%、37%に比べ、増加率が低下している。オンラインによるグロッサリー配達市場は2016年から2018年で2倍に成長しており、追加費用の廃止により、会員の利用頻度や支払額の増加、会員数の拡大をはかる。

Mashup Reporter 編集部
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