今年のアカデミー賞で共同司会を務めるコメディアンで女優のエイミー・シューマーは、製作人にウクライナのゼレンスキー大統領の出演を提案したと明かした。
ドリュー・バリモアのテレビ番組に出演したシューマーは、アカデミー賞は、つかの間の「息抜き」で、「この日の夜だけは忘れさせよう」というプレッシャーがあると述べる一方で、「多くの人々が注目している。少なくともいくつかについてコメントする絶好の機会だ。現在の状況を強調するようなジョークをいくつか思いついている。つまり、多くの恐ろしい出来事が起きていて、どれに焦点を当てるかが難しい」と、深刻な問題を取り上げる意向を示した。
ゼレンスキー大統領の出演案について「実際に提案した」と説明。「サテライトか、収録テープか何かでゼレンスキー氏が出演できる方法を見つけたかった」と語りつつ、実現性について「私はそこに踏み込むのはこわくないけど、オスカーを製作しているのは私じゃないから」と話した。
この提案に対し、ネットでは「彼らはいま戦争の真っ最中だ。そんな時間がどこにあるのか」「ゼレンスキーは時間を無駄にすべきではない」という批判や、「ウクライナの人々は家を失い、命を奪われている。金の像のために集まった高価な服を来るセレブは必要ないだろう」「オスカーの視聴者数は毎年最低。番組の視聴者層はすでにウクライナを応援しているのは言うまでもない。気持ちはわかるけど、いい考えとはいえない」「視聴率稼ぎはやめろ」など、否定的なコメントが寄せられている。
今年で94回目を迎えるアカデミー賞は、3月27日(日)に開催される。
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