2020年大統領選の民主党予備選に出馬した実業家のアンドリュー・ヤン(Andrew Yang)氏が、来年のニューヨーク市長選出馬に必要な申請書類を提出したことがわかった。NBCニューヨークが報じた。
ニューヨーク市選挙運動資金委員会の候補者リストでは、ヤン氏は現在、市長選の「参加者」と表示されている。
ヤン氏は昨年、アジア系アメリカ人として初めて民主党から大統領選への出馬を表明。オートメーションの急速な発達がもたらす産業変革に対応する新経済の一つとして、ユニバーサル・ベーシック・インカムを公約に掲げ、話題となった。
今月、複数のメディアが、ヤン氏の出馬の可能性を報じていた。
12月7日に公表された世論調査では、有力候補とみられているエリック・アダムス(Eric Adams)ブルックリン区長(14%)や、ベテラン政治家のスコット・ストリンガー(Scott Stringer)会計監査官(11%)を抑え、ヤン氏の支持率が首位(20%)となっていた。
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ニューヨーク市長予備選は2021年6月22日に行われる。現時点で35人が選挙運動資金委員会に書類を申請しているという。
共和党では、トランプ弁護団のルディ・ジュリアーニ氏の息子アンドリュー氏が出馬を検討していると報じられている。