「前兆はなかった」夫アンディさん 妻ケイト・スペードさんの死を語る

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アメリカを代表するデザイナー、ケイト・スペードさんが死亡した翌日、夫のアンディ・スペード(Andy Spade)さんが、ニューヨークタイムズを通じて声明を発表した。

冒頭で、アンディさんは「彼女を失った娘と私は打ちひしがれ、彼女なしの生活をはじめることさえ考えられない。深い悲しみで胸が張り裂ける思いだ。彼女に会いたい」と、妻との別れを惜しんだ。

死は予期できなかった。親族の見解を否定

ケイトさんの健康状態について、「ケイトは数年間、うつ病と不安障害に苦しんでいた」と述べ、「病気を克服するために医者に助けを求め、懸命に治療を行なっていた」と、治療中であったことを明かした。また、「(死の)1日前に連絡をした際、彼女は幸せそうだった」「兆候や前兆はなかった」と語り、自殺を「予期できないことではなかった。」とする姉のレタ・サファロさんと反対の見解を述べた。

別居中だったことを告白

2人の関係については、「35年間にわたって最高の親友だった」とする一方、過去10ヶ月間、別居していたことを明かした。2人は数ブロック離れた場所に住み、娘のフランシスさんは両方を行き来していたという。声明では「毎日会い、会話をしていた」、「家族として何度も食事を共にし、一緒に休暇をとっていた」と、別居しながらも関係が悪くなかったことを強調。さらに「法的に別れておらず、離婚について話し合ったことはない」と語った。

声明の後半では、「定期的に医者の診察をうけ、うつ病と不安障害の治療を受けてきた」と改めて述べたほか、「薬物やアルコール中毒ではない」、「仕事上の問題もない」と、一部のメディアが報じた噂を否定。ベッドで発見されたという遺書の存在は知らず、「娘への私的なメッセージが、心無いメディアによってシェアされたことに恐怖さえを覚える」と過剰な報道に対して感想を語った。最後に、「私の最大の心配はBea(娘さんの愛称)のことで、母親を失ったという悲しみを乗り越えていけるよう彼女のプライバシーを守ることだ」と述べ、「ケイトはBeaをとっても愛していたんだ」と締めくくった。

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アンディさん アニメキャラのお面姿で登場。

その意味は?声明発表の翌朝8:30頃、アンディさんが、アニメのキャラクターのお面をつけて自宅を後にする姿が目撃された。お面は70年代のディズニーアニメ「ビアンカの大冒険(The Rescuers)」に登場するバーナードを模したもの。報道陣の質問に答えることはなかったが、車に乗り込む際「プライバシーの意味を知っているか?」と発言したという。

ソースNew York Times
Mashup Reporter 編集部
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