2日、米アップルの株価が一時207.04ドルを超え、時価総額が米国の株式公開企業としては初めて、1兆ドル(約110兆円)を超えた。
今週初めに発表された第3四半期の業績が、市場の予想を上回り、アップルの株価は8%以上上昇していた。CNNによると、中国や日本向けのiPhone8やXの販売が特に好調となっている。アップル株は今年に入り20%以上上昇している。
金融業界では、アップルと米アマゾン(Amazon)どちらが先に、1兆ドルのマイルストーンに達するかが話題となっていた。今後、アップル株は225ドル以上になると予測するアナリストもいるという。
アマゾンやグーグル、マイクロソフトが続く
アマゾンは、7月に時価総額が9,000億ドルとなっている。また、グーグルの親会社アルファベット(Alphabet)や、マイクロソフト(Microsoft)なども現在時価総額が8,000億ドル台となっており、今年中に、最高記録を更新するとみられている。
過去には、中国政府のエネルギー関連企業、ペトロチャイナ(PetroChina)が2007年に1兆ドルを突破している。現在ペトロチャイナの時価総額は、ニューヨーク証券取引所で2,050億ドルとなる。