米アップルは10日に開催したスペシャルイベントで、動画配信サービス「Apple TV+」の詳細を明らかにした。
サービスは11月1日から100以上の国と地域で開始し、料金は月4.99ドル(約540円)に設定。マック、iPhoneまたはアップルTVを購入する顧客には、1年間無料でサービスを提供するという。
「Apple TV+」は、ディズニーの動画配信サービス「ディズニー・プラス」よりも12日間早くスタートすることとなる。なおディズニー・プラスの契約料金は、月6.99ドルまたは年間69.99ドル。
「Apple TV+」について、同社は3月のプレスイベントで開始することを発表していた。イベントには、オプラ・ウィンフリーやリース・ウィザースプーン、ジェニファー・アニストン、スティーブ・カレル、スティーブン・スピルバーグら豪華な顔ぶれが登場した。
この際同社は、すべてのオリジナルコンテンツがiPhoneやiPad、Mac、Apple TVでApple TVアプリを通じて視聴可能になると発表していた。Apple TVアプリは将来、アマゾンFire TV、LG、Roku、Sony、VIZIOでも利用可能になるという。
Financial Timesによると、アップルはオリジナル番組の製作に60億ドル(約6,500億円)の予算を投じているという。なお、ディズニープラスは4月時点で、オリジナル番組の製作に2020年度には10億(約1,070億円)ドル、2024年までに約20億ドル(約2,150億円)を投じると報じられている。
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視聴可能なプログラムは?
アップルは、サービス開始直後に視聴できるプログラムを以下の通り発表した。
- 「See」世界滅亡後のスリラー。ジェイソン・モモア(Jason Momoa)主演。
- 「The Morning Show」モーニングニュースショーを舞台としたドラマ。リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)、ジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston)、 スティーヴ・カレル(Steve Carell)主演
- 「Dickinson」詩人、エミリー・ディキンソンに関するコメディドラマ。ヘイリー・スタインフェルド(Hailee Steinfeld)主演。
- 「For All Mankind」ドラマ「GALACTICA/ギャラクティカ」(Battlestar Galactica)の製作者による時代物語。
- オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)のシリーズ番組
- 「Helpsters」セサミストリートのスピンオフ番組
- 「Ghostwriter」キッズ向けプログラム
- 「Snoopy in Space」アニメーション
- 「The Elephant Queen」トロント映画祭でアップルが買い付けたドキュメンタリー
今後配信予定のプログラム
- 「Servant」M・ナイト・シャマラン(M. Night Shyamalan)監督のスリラー
- 「Truth Be Told」オクタヴィア・スペンサー(Octavia Spencer)主演のミステリードラマ
- 「The Banker」アンソニー・マッキー(Anthony Mackie)とサミュエル・L・ジャクソン(Samuel Leroy Jackson)主演のドラマ
- 「Hala」ジェイダ・ピンケット=スミス(Jada Pinkett Smith)製作の映画