DCコミックスのスーパーヒーロー映画『アクアマン』(AQUAMAN)が21日、北米4,125スクリーンで公開された。週末3日間の興行成績予測が6,740万ドル(約75億円)となり、初登場1位を獲得した。
映画は7日からの中国での公開を皮切りに、イギリスとブラジル、ロシア、インドで上映がスタート。北米を含む全世界での興行収入は4億8,280万ドル(約536億円)を記録している。
ヴァラエティーによると、観客の半分は男性で、35歳以下となる。 出口調査のシネマスコアではAマイナスを獲得した。製作費は、2億ドル(222億ドル)となる。
2位はディズニーの『メリー・ポピンズリターンズ』(Mary Poppins Returns)で2,220万ドル(約24.6億円)、3位は『トランスフォーマー』のスピンオフ『バンブルビー』(Bumblebee)で2,090万ドル(約23億円)を記録した。
『アクアマン』予告編
『アクアマン』はDCの単独ヒーロー映画としては、2017年の大ヒット作品『ワンダーウーマン』以来で、DCエクステンデッド・ユニバースとして、第6作品目となる。
なお、2017年公開の『ワンダーウーマン』は、1億300万ドル(114億円)を記録した。
キャスト&スタッフ
アクアマンを演じるのは、ゲーム・オブ・スローンズのカール・ドロゴ役などで知られるジェイソン・モモア(Jason Momoa)。メラ役は、ジョニー・デップの元妻、アンバー・ハード(Amber Heard)。アクアマンとオーシャンマスターの母親のアトランナ女王にはニコール・キッドマン (Nicole Kidman)を起用。ウィレム・デフォー(Willem Dafoe)がヴァルコ役を、ドルフ・ラングレン(Dolph Lundgren)がネレウス王を演じる。
監督は、ソウシリーズや『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)のジェームズ・ワン(James Wan)が務めた。デヴィッド・レスリー・ジョンソンとウィル・ビールが脚本を手がけた。
あらすじ
映画は、嵐で負傷し、地上に打ち上げられた海底王国アトランティスの女王、アトランナと灯台守のトーマス・カリーの出会いから始まる。二人は恋に落ち、アクアマンことアーサーが誕生する。しかし、アトランナは幼きアーサーを残し、海底へと戻ることを余儀なくされる。
一方、アトランティスでは、アーサーの異父兄弟で、地上世界の制服を企むオームが、海底世界の統一を進めていた。オームの野望に反対する婚約者のメラは、地上に暮らすアーサーに助けを求める。メラに説得され海底へ向かったアーサーは、ヴァルコからアトランティスの力が宿る黄金の槍を手に入れるよう言い渡されるが、待ち伏せをしていたオームの部下に捕らえられてしまう。
オームと対面したアーサーは、人間との子供を作ったために、母親のアトランナが処刑されたことを告げられる。アーサーはオームに戦いを挑むが、圧倒的な力の前に苦戦を強いられ、メラの助けでなんとかその場を逃げ出すことに成功。そひて、世界を救うため、黄金の槍を探すアーサーの壮大な旅が始まる。母親の死の真実は、黄金の槍に秘められた力とは、そして、オームの野望から世界を救うことはできるのか。
監督:ジェームズ・ワン
脚本:デヴィッド・レスリー・ジョンソン、ウィル・ビール
出演:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、ニコール・キッドマン、ウィレム・デフォー、ドルフ・ラングレン他。
配給:ワーナー・ブラザーズ
日本では2019年2月8日から公開予定。
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