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マンハッタン路上 アジア人女性がハンマーで頭部を殴られる、ヘイトクライムの可能性で捜査

マンハッタンのミッドタウンで、アジア人女性が、見知らぬ女からマスクを取るよう要求された上に、ハンマーで頭部を殴られる事件があった。ニューヨークデイリーニュースが報じた。

ニューヨーク市警察は、ヘイトクライムの可能性があるとみて、捜査を行なっている。

被害者の女性(31)は2日(日)午後8時45分頃、42ndストリートと9thアベニュー付近で、女から声をかけられた。50代と見られる女は「マスクを取れ」と命令したという。さらに女は、ハンマーで女性の頭部を殴打。42ndストリートを東側に向かって逃走した。

女性は、救急隊によってニューヨーク大学ランゴーン医療センターに搬送された。頭部に切り傷を負ったが、容体は安定しているという。

警察によると、容疑者は黒色のジーンズと黒色のタンクトップを着用していたという。

この前日には、15歳のアジア系アメリカ人の少年が、クイーンズのフラッシングで差別発言を受け、暴行される事件があった。

午後3時ごろ、通りに座っていた少年に、10代の5人グループが近づき、このうちの1人が「何をみてやがる。チンチョン(アジア人に対する差別的な呼び方)」と発言。少年が立ち上がって、離れるよう求めると、拳で頭を殴り始めた。少年は病院に搬送された。容体は安定しているという。

警察は、18歳と15歳、14歳の3人の少年を逮捕した。現在、2人を捜索中だという。

さらに同日午後、ブルックリンのマートル・アベニュー/ブロードウェイ駅で、52歳の中国人女性が、見知らぬ女から線路に落とされそうになる事件があった。

女はこの際、なにやら言葉を発したが、被害者の女性は何を言われたのかわからないと話している。警察によると、近くにいた人物の助けによって、線路に落ちるのを免れたという。

両事件ともに、ニューヨーク市警察のヘイトクライムタスクフォースが捜査に当たっている。

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