マーベル・スタジオ最新作『アベンジャーズ/エンドゲーム』(Avengers:Endgame)が26日、全米4,662館で公開をスタートした。同作品は、2008年公開の『アイアンマン』から11年間続いたリーズの主要キャラクターの最後の作品とされる。
Boxofficeによると、25日午後6時からのプレビューでは、北米で6,000万ドル(約67億円)の興行収入を記録。2015年公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(Star Wars: The Force Awakens)の5,700万ドルを超えた。
Deadlineによると、金曜日の興収は1億3,000万ドルから1億4,000万ドルと予想されており、オープニング週末の興収は3億1,500万ドルから3億3,000万ドルと予想されている。
2018年4月公開の前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(Avengers: Infinity War)の持つオープニング最高記録2億5,770万ドルを超える成績となる。
今月頭に発売された前売りチケットは、AMCシアターやFandangoなどで史上最高の売り上げを達成した。
大手チェーンのAMCでは、17箇所で4日間連続、60箇所以上で48時間連続上映を行う。AMCのアダム・アーロン(Adam Aron)最高経営責任者(CEO)は、「熱狂的なファンと批評家の映画評の高さにより、関心が高まり続けている。」と述べ、「ぜひ劇場に足を運んで、ビックスクリーンで、国民的なカルチャーイベントに参加してほしい。AMCではこの歴史的イベントにあたり、約1,000万席、5万8,000回の上映回数を設けました。」と座席数には余裕があるとDeadlineに語った。
海外では2日間で既に3億500万ドル(約340億円)を稼ぎ出した。売り上げの約半分は、中国での1億5,450万ドルとなっている。中国では(前日の深夜興行を含む)1日の興収は史上最高を記録した。BoxOfficeMojoによると、オーストラリア、フィリピン、香港、台湾、マレーシアなどでも1日の史上最高記録を樹立した。
評判と客層は
Screen Engine/ComScore PostTrakの出口調査によると、5つ星が圧倒的に多く、83%が映画を絶対におすすめとしている。
ロッテントマト(Rotten Tomatoes)では、批評家が96%、観客は93%の高い評判となっている。(4/26現在)
人種別では、白人が44%、ヒスパニック22%、アフリカ系アメリカ人とアジア系が各15%となる。