先日、ニューヨークにあるトランプタワーから母親と一緒に出てくる姿が写真に収められたトランプ家の末っ子、バロン君。少年のあどけない面影を顔に残しつつ、15歳にして父親を超えるとも言われる長身が話題となった。トランプ氏によると、すでに2メートルに達しているのだという。
生活ぶりはあまり伝えられることはないが、この度、一家が居住するフロリダ州パームビーチの高級リゾート施設「マール・ア・ラーゴ」の近くにある私立高校「オックスブリッジ・アカデミー」に入学したことがわかった。
ピープル誌によると、学校のスポークス・パーソン、スコット・シーグフリード氏は「彼(バロン君)を、わが校とコミュニティに迎えるのを心待ちにしている」と入学を明らかにしたという。
また、同氏は地元紙に、シークレット・サービスを伴う生徒の入学は初めて話しており、「彼らは、日々の運営に影響がないようにしたいと思っている。他の大統領の子供たちにもしてきていることで、彼らは優れている」と、入学に向けて準備を進めていることを明かしている。
なおシークレット・サービスの規則では、元大統領の子供について、16歳まで警護を提供することになっている。
オックスブリッジ・アカデミーは、共和党のメガドナー、チャールズ・コーク氏と故デービッド・コーク氏の兄弟、ウィリアム・コーク氏によって2011年に設立されたエリート校。ウィリアム氏は、2016年大統領選で、トランプ氏のファンドレイジングイベントを開催するなどの接点がある。 2021-2022年度の学費は3万4,800ドル(380万円)だという。
バロン君はホワイトハウスに住んでいる間、慣例を破り、メリーランド州ポトマックにある「セント・アンドルーズ・イピスコパル・スクール(St. Andrew’s Episcopal School )」に通っていた。大統領の子息がそうするのは初めてで、過去35年間の大統領の子供たちは全員が「シドウェル・フレンド・スクール(Sidwell Friends School)」で学んだという。
サッカー少年で、メラニア夫人は2018年、リバティ大学のフォーラムで、バロン君は「スポーツに全力で取り組んでいる」と話している。ホワイトハウスの芝生で、アーセナル・フットボール・クラブのシャツを着用している姿が目撃されているほか、これまでにDCユナイテッド・アンダー12とアーリントン・サッカー・アソシエーション・アンダー14でサッカーをプレイしている。
性格は父親ゆずりかもしれない。メラニア夫人は以前、バロン君について「気が強くて、特別な、頭のいい子よ。独立心があって、自分の意見を持っている。自分が何をしたいかしっかりとわかっている」と述べつつ、「時々、リトル・ドナルドって呼んでいるの。私たちを合わせた見た目だけど、性格が彼を小さなドナルドと呼ぶゆえんよ」と語っている。また、父親の話し方や振る舞いを尊敬しており、「お互いに美しい尊敬と称賛の念を抱いている」とも明かした。
将来は、優れた体躯を活かしてスポーツ選手になるか、父親をならって不動産ビジネスに身を投じるのか。それとも大統領なんてことも!?。今後の成長が楽しみだ。