バイデン大統領(80)が、2024年の次期米大統領選でハリス副大統領(58)をランニングメイトから降ろす可能性が浮上している。
2024年のアメリカ大統領選、昨年正式に立候補を表明した共和党のトランプ前大統領のほか、民主党のバイデン氏も非公式ながら出馬の意向をたびたび口にしている。そうした中、OKマガジンは情報筋の話として、バイデン氏は次の選挙で副大統領候補からハリス氏を外す意向だと伝えた。バイデン政権は内政で目立った成果を上げられておらず、支持率も伸び悩んでいるが、その一因をハリス氏に「資質がない」ことだと見ているという。
理由としては、州の投票ルールの変更について連邦機関の監督権限を強める「ジョン・ルイス投票権促進法案」が議会上院で停滞していることや、メキシコ国境の移民流入問題が抑えられていないことなどが挙げられている。これらの課題はバイデン氏がハリス氏に舵取りを一任していたものだが、ハリス氏は「議論を重ねるだけで結果を出さない」と情報筋は指摘。さらにハリス氏のスタッフがハリス氏を支えられていないとの報道も重なり、ついにバイデン氏が見限ったと情報筋は話した。
「ジョー(バイデン氏)は先を見越している。次の選挙で勝利した場合、彼のランニングメイトが2028年の大統領選の最有力候補になるだろう」と、情報筋は語った。
ハリス氏の代わりとしては、かつてファーストレディーとして特に人気が高かった2人の名前が浮上しているという。民主党内の別の情報筋はエンタメニュースサイトRadarの取材に対し、「ジョーはバカではない」とし、「ヒラリー・クリントンやミシェル・オバマのような人をカマラ(ハリス氏)の代わりに据えられれば、共和党の候補が誰だとしても勝機はぐんとあがる」と語った。
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