バイデン大統領が、オバマ元大統領に再選を目指す計画を伝えたという。The Hillが情報筋の話をもとに伝えた。
どこで告げたか明らかになっていないが、バイデン氏は今月、オバマ氏と面会する機会があった。
情報筋はまた、支持率が低迷している現在でも、バイデン氏が民主党候補者の中ではトランプ氏に勝利する見込みが最も高いとも話したという。The Hillは、これはバイデン氏にとって前回予備選の重要なアピールポイントで、スーパーチューズデーで最有力候補の地位を確立するのに寄与したと指摘している。
気になるのは支持率の低さだが、ホワイトハウスやエコノミストの間では、インフレが緩和し始めると予想しており、来年までには環境が変わり、2024年のキャンペーンシーズンに向けて良い基盤が整うだろうと、楽観的な味方が広がっているという。
先週公表されたCNBCの世論調査では、バイデン氏の支持率は38%となり、これまでの調査の最低記録を更新した。特に経済分野で厳しい評価を受け、経済対策に関しての支持は35%、不支持が60%となった。
2020年にバイデン陣営のポールスターを担当したジョン・アンザローネ氏は政治サイト、Politicoとのインタビューで、一対一の世論調査ではバイデン氏がトランプ氏を常にリードしていると指摘。差は1から2ポイントのわずかなものであるとしつつ、「支持率が最低になってもなお、ドナルド・トランプを倒すことができる」と語った。
バイデン氏自身は、先月、訪問先のブリュッセルで行った会見で、トランプ氏と再び戦うことになれば「幸運」と自信を示し、話題になった。
支持率に加えて、年齢も不安要因にあげられている。過去最高齢の78歳で大統領に就任したが、勝利すれば、2期目は82歳からのスタートとなる。