今年のブラックフライデーのオンラインセールスが昨年より23.6%増加し、ホリデーシーズンの買い物におけるインターネット利用が高い増加傾向にあることが明らかとなった。Adobe Analyticsによる上位100社中80社の取引動向の調査データをCNBCが報じた。
さらに、スマホを通じたセールスは20億ドルに達し、過去最高を記録。金曜日のECにおけるスマホ利用の割合は33.5%で、昨年の29.1%を上回った。
ブルームバーグによると、Shopify(ショッピファイ)のオンラインショップを通じたブラックフライデーの売り上げは5億7,300万ドルで、昨年の記録を午後の早い段階で突破し、ピーク時には毎分87万ドル、一時間で3,700万ドルを記録した。同社の発表によると、63%の売り上げはスマートフォンまたはタブレットを通じたものだという。
オンラインで注文した後、店頭でピックアップするサービス「click-and-collect」もより好まれる傾向にあり、Adobe社によると、木曜から金曜にかけて73%増加したという。
一方、木曜日のサンクスギビングデーのオンラインセールスは昨年より28%増加し、37億ドルとなり、EC産業史上、最も高い伸び率を記録した日となった。Adobe社によると、サンクスギビングデーのオンラインセールスの商品価格が、初めてブラックフライデーと同等程度に低くなったといい、ECサイトがセールを前倒しする傾向にあることが明らかとなった。
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一方、習慣的にオンラインによるセールの実施日と認知されている翌週月曜日のサイバー・マンデーについてAdobe社は、昨年より18%増加し、過去最高の78億ドルの売り上げを予測している。