ニューヨーク市ブルックリン区庁舎の建物に、故ルース・ベイダー・ギンズバーグ(Ruth Bader Ginsburg)判事の名がつけられることとなった。デブラシオ市長が発表した。
デブラシオ氏は22日の会見で、「考えうる全ての方法で、彼女に栄誉を授けたいと考えている。特に出身地であり、彼女に強さと精神性を与えたブルックリンで。」と語った。「世界を変えた人物」として「この建物は彼女の名を永遠に受け継ぐ」と述べた。
ギンズバーグ氏はブルックリンのミッドウッド(Midwood)で生まれ、ジェームズ・マディソン(James Madison)高校に通った。
エリック・アダムス(Eric Adams)ブルックリン区長は2年前、ギンズバーグ氏の最高裁判事の就任から25周年を記念し、市長に庁舎名を改称と像の設立を求め、賛同者を募る活動を開始した。
アダムス氏は発表を受け、「2年前、国家に対する彼女の数え切れないほどの貢献を示すため、建物を命名するための活動をスタートさせた。市長がわれわれの求めを聞き入れてくれたことを、大変嬉しく思う」と声明で述べた。
ギンズバーグ氏は18日、膵臓がんにより87歳で死去した。クオモ州知事は翌日、ギンズバーグ氏の像を設置する計画を発表。像は、自由の女神が見渡せるブルックリン・ブリッジパークに設置される予定。
ギンズバーグ氏の棺は23日と24日、最高裁判所に安置され、一般に公開される。棺は25日、公職に就いた女性としては初めて、国会議事堂の彫像ホールへと移される。来週にはアーリントン国立墓地で、56年間連れ添った夫のマーティ氏の隣に埋葬される。