ヴァージル・アブロー展、ニューヨークでスタート

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昨年41才の若さで急逝した天才デザイナー、ヴァージル・アブロー(1980-2021)氏の20年にわたるキャリアを振り返る特別展「Figures of Speech」が1日、ニューヨークのブルックリン美術館でスタートした。

展示品には、2019年にシカゴ現代美術館の企画展の作品に加え、ギャザリングスペース「social sculpture」を含む過去3年間の作品と、未公開のアーカイブ資料が新たに加わった。

アブロー
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同美術館のディレクター、シェルビー・ホワイト氏とレオン・レヴィ氏は企画展について、「彼の爆発的才能と、若きBIPOCアーティストへの扉を切り開いてきた功績を称えることが、唯一の目標だった」と語っている。

ヴァージル・アブロー

ガーナ出身の移民の息子としてシカゴで生まれ育ったアブロー氏は、ウィスコンシン・マディソン大学で土木工学を学んだ後、イリノイ工科大学で建築の修士号を取得した。2007年にラッパー、カニエ・ウエストのクリエイティブチームに加わったことをきかっけに、アルバムカバーからコンサートデザイン、マーチャンダイジング、ファッションまで、さまざまな領域で、才能を開花していった。2012年に自身のブランド「Pyrex Vision」(パイレックス・ヴィジョン)を立ち上げた。

ヴァージル・アブロー ブルックリン美術館
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ヴァージル・アブロー ブルックリン美術館
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ヴァージル・アブロー ブルックリン美術館
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アブロー
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展示作品には、村上隆やカニエ・ウェスト、建築家のレム・コールハース、女子テニスのセリーナ・ウィリアムズ選手が着用したNikeのユニフォームなどのコラボレーション作品のほか、Pyrex Vision、2013年にローンチしたファッションレーベル「Off-White」(オフ・ホワイト)や、ルイ・ヴィトンのコレクションなどを展示。アブロー氏は、黒人として初めてルイ・ヴィトンのメンズ部門のアーティスティック・デザイナーに就任した。

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アブロー氏の豊かな芸術表現や、類まれな才能を改めて知ることができる。開催期間は7月1日から2023年1月29日まで。

▼ギャザリングやパフォーマンス用のソーシャルスペース「social sculpture」。黒人アーティストに与えられたスペースが歴史的に不足しているという事実に対し、デザインされたもの。

アブロー
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▼ファン必見!企画展に併設されたギフトショップでは、ロゴ入りのTシャツやフーディ、トート、マグなど美術館オリジナルアイテムを販売している。

アブロー
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▼特別展の様子をスニークプレビュー!

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。