ブロンクス生まれのラッパー、カーディ・B(Cardi B)は16日夜、連邦政府機関が一部閉鎖されていることについて、1分間にわたり、トランプ大統領を激しく非難する動画を投稿した。
「ちょっとみんな、言っとくけど、もう3週間以上も経ってる。トランプは、召喚するかのごとく、無給にもかかわらず、連邦政府の職員に仕事に戻れと命令している。オバマは17日間、政府閉鎖した。しかし、これはヘルスケアのため！これで、みんなのおばあちゃんは、血圧を検査できる！多くの人は連邦政府で働いていないし、おそらく働いてさえいない。みんな、これは(s-t)マジな話、(f–king)深刻だ。これは(s-t)クレイジーだ。この国は、今や地獄のような場所になった。全て(f–king)壁のために。何か行動しないと思うが、何をすべきかわからない。(b-)恐ろしい。こんなの狂ってる。(motherf‐ing)無給で働かないといけいない人々には本当に気の毒だ！」
1分間ほどの動画は17日夕方時点で、1,100万回以上再生され、大きな話題となった。
カーディ・Bがトランプ大統領について言及するのは、これが初めてではない。昨年のローリング・ストーン誌で「狂った男」(madman)と呼び非難している。
また、雑誌GQのインタビューで、政治学を学ぶのが好きで、フランクリン・D・ルーズベルト(Franklin D. Roosevelt)元大統領を尊敬していると語っている。
リツイートすべきか、せざるべきか
政権批判の材料として、この投稿を拡散したいと考えた民主党議員もいたが、Fワードや暴言が多数含まれているため、リツイートすべきかどうかを議論する様子も話題となった。
ハワイ州のブライアン・シャッツ(Brian Schatz)上院議員
(カーディ・Bのビデオをリツィートするかしないか決めかねている)
コネチカット州のクリス・マーフィ(Chris Murphy)上院議員
「Omg! わたしも30分前に同じことを自問自答していたところだ！」
シャッツ議員
「OK あなたがツイートしなさい。リツイートは賛同を示すものではない。特に言葉については、といえばいい。そしたら私もリツイートする。
マーフィー議員
「(DHYB)あんまり期待しないで。」
民主党上院リーダー、チャック・シューマー(Chuck Schumer)上院議員
「きみたち、私はカーディ・Bをリツイートするのか、しないのか、まだかたずをのんで見ていますよ。」
連邦政府の一部閉鎖は27日目に
メキシコ国境の壁建費をめぐり与野党の交渉は決裂。米政府予算の失効により、昨年12月22日から一部閉鎖の状態となり、今日で27日目を迎える。
22日目を迎えた12日、閉鎖期間はクリントン政権時代の21日間(1995年-1996年)の記録を抜き、過去最長となったが、両者の交渉はまとまる気配がない。予算失効による閉鎖で影響を受けている政府職員は約80万人で、無給もしくは一時帰休となっている。
