現在ニール・サイモン(Neil Simon)シアターで上映中のブロードウェイ・ミュージカル、『キャッツ』(Cats)が、今年の12月30日にファイナル・パフォーマンスを迎える。
T.S.エリオットの詩集を元にアンドリュー・ロイド=ウェバー(Andrew Lloyd Webber)が作曲を手掛けた本作品は、1982年から2000年まで18年間にわたるロングランを記録。1983年のトニー賞では、11部門にノミネートされ、うち7部門を受賞するという快挙を成し遂げた。
16年ぶりのリバイバル
昨年16年ぶりのリバイバル公演を果たしたキャッツは、2016年7月14日にプレビューがスタートし、7月31日にオープンした。リバイバル作品では、ディレクターを務めるトレバー・ナン(Trevor Nunn)や、衣装および美術デザイン担当のジョン・ナピア(John Napier)といったトニー賞受賞の実績をもつオリジナルのスタッフに加え、『ハミルトン』(Hamilton)の振り付けを担当したアンディ・ブランケンビューラー(Andy Blankenbuehler)が新たに参加。年老いた猫のグリザベラ役に、イギリスのシンガーLeona Lewis(レオナ・ルイス)を抜擢するなど、話題を集めていたが、動員数と興行収入は伸び悩んでいた。
ファイナル公演までに、16プレビューと、593のレギュラーパフォーマンスを行うこととなる。また、2019年の1月からはナショナルツアーを開始する。