ブルックリン出身の伝説的ラッパー、ノトーリアス・B.I.G.の生誕50周年を記念し、ニューヨークでは、さまざなイベントが開催される。
ノトーリアス・B.I.G.こと、クリストファー・ウォレスさんは1972年5月21日、ブルックリンのベッドフォード・スタイサント地区で生まれた。1994年のデビューアルバム「レディ・トゥ・ダイ」(Ready To Die)は、プラチナ認定され、グラミー賞にもノミネートされた。1997年、ロサンゼルスで銃撃を受け、24歳で死亡したが、現在も偉大なヒップホップアーティストの1人として、名を残している。
地下鉄を運営するMTAは、王冠をかぶったノトーリアス・B.I.G.のポートレイトが印刷された限定メトロカードを発売する。メトロカードは、ノトーリアス・B.I.G.ゆかりの地、ブルックリンのフォートグリーンとクリントンヒルにある4駅(Lafayette Avenue C station、the Clinton-Washington Avenue C and G stations、the Atlantic Avenue-Barclays Center station)で販売する。Pix11によると、カードは券売機にランダムに入っているという。
また、エンパイア・ステート・ビルディングは21日、特別ライトアップを予定。ノトーリアス・B.I.G.の家族を招き、点灯セレモニーを開催する。日没後約15分間、白と赤に点灯し、天辺には、王冠と「50」の数字が投影される。さらに、20日と21日は、80階の展望台で、等身大の「フォト・リアリスティック・アバター」を体験できる(時間は午後4時から午後9時まで)。さらに、帽子やTシャツなどの限定グッズを販売予定。
リンカーンセンターでは、6月10日の午後7時10分から、ノトーリアス・B.I.G.のヒット曲を演奏する無料コンサートを開催。敬意を示すため、正装(Creatie Black Tie)での来場を推奨している。