10日、伝説のラッパー、ノトーリアス・B.I.G.さんの名前を冠したストリート「クリストファー”ノートリアス・BIG・ウォレス・ストリート」(Christopher ‘Notorious B.I.G.’ Wallace Way)がブルックリンのベッドスタイに誕生した。
記念式典は、ウォレスさんが幼少時代を過ごしたセント・ジェームス・プレイス(226 St. James Place)前で開催された。
ビギー・スモールズ(Biggie Smalls)の愛称でも知られるウォレスさんは、1997年ロサンゼルスでイベント会場から移動する途中、銃殺された。
母親のヴォレッタ・ウォレス(Voletta Wallace)さんや祖母、娘のティアナ・ウォレス(T’yanna Wallace)さん、ベッドスタイとクリントンヒルを代表するローリー ・コンボ(Laurie Cumbo)市議会議員、ジュマーニ・ウィリアムズ(Jumaane Williams)市政監督官、ラッパー、リル・キム(Lil’ Kim)、ラッパーのメイス(Ma$e)らが壇上でスピーチを行い、ウォレスさんへの想いを語った。
母親ヴォレッタさんは、22年前は悲しい日だったと振り返り、「今日集まった多くの人を見て、涙が溢れました。息子はとても愛されていたのだと友人に伝えました」と述べ、「今日は嬉しい涙です。雨に濡れながら、ここに集まってくださったみなさんを忘れることはないでしょう」と感謝を述べた。
通りを命名するため、長年尽力してきたコンボ市議会議員は、「今日、この標識は重要です。子供たち、そのまた子供たちにこの場所の歴史を伝えるために。私たちはこの自治区を作った。ビギー・スモールズはインスピレーションとなる音楽を作った。それは私たちに成長や、努力、ニューヨークのブルックリンで成功するという刺激を与えてるものです」と述べた。
ストリートの命名を提案したのは、ブルックリン出身のアーティスト、リロイ・マッカーシー(LeRoy McCarthy)さん。マッカーシーさんは2013年以来、複数回にわたって、地域のコミュニティーボードに嘆願書を提出し、昨年11月に承認された。
ウォレスさんが結成したジュニア・マフィア(Junior M.A.F.I.A.)ラッパー、リル・キムは、ストリートに彼の名前がつけられることを夢見ていましたと述べ、「彼にはビジョンがあった。これも彼の構想の一つのように感じる」と述べた。
Notorious B.I.G.’ Wallace Way
(Fulton Street & Gates Avenue, Brooklyn)