エリック・クラプトン ワクチン接種は「サブリミナル広告」のせい?

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英ロックレジェンド、エリック・クラプトン(76)は、YouTubeの音楽チャンネル「The Real Music Observer」に初出演し、ヴァン・モリソンの反ロックダウンソングに参加した経緯を語るとともに、反ワクチン派の間で話題とされている「マス・フォーメーション・ヒプノシス」に触れ、サブリミナル広告によって、人々が従順にさせられているなどと話した。

クラプトンは2020年12月、ヴァン・モリソンが発表した反ロックダウンを歌った楽曲「Stand and Deliver」に参加しているほか、客にワクチン証明の提示を義務付けるクラブでには出演しないと宣言するなど、反規制、反ワクチン義務化の姿勢を明確にしている。自身は昨年2月、知人に宛てた手紙で、ワクチンを受けたことを明かしたが、副反応で演奏家生命を危うく失いそうになったと告白。後悔を示している。

クラプトンは冒頭、コロナ禍によって「キャリアがほぼ終わりかけていた」頃、ヴァン・モリソンが規制に抵抗している情報をつかんだと説明。自ら連絡して、「あなたの味方だ。何かできることはないか」と尋ねたことを明かした。ヴァン・モリソンから楽曲が届いた時は、「嬉しくてたまらなかった」と振り返った。

その後、「傷つけたくない人々」のために歌詞を変更した話などを終えると、謎めいた話に。

マス・フォーメーション・ヒプノシス」理論の提唱者、マティアス・デスメットの名前に触れ、「一度意識し始めると、いたるところにあるのがわかる」と述べ、「目を凝らしてYouTubeを見ると、サブリミナルのメッセージでいっぱいだった」「命令と服従に関しては、完璧に一方通行だ」などと語った。

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ニューヨークポスト紙によると、同理論は「悪意ある指導者が集団を操り、社会を支配するマインドコントロールの一種」を指すものだという。

反ワクチン派の間でポピュラーになったのは昨年12月、科学者のロバート・マローンがジョー・ローガンのポッドキャストで言及したことがきっかけとなった。マローン氏は番組中、理論をナチスになぞらえ、分断され、人々が不安を抱えた社会では、「催眠術のように、指導者に注意を集中させられ、まさに催眠術と同じく、どこにでも導くことができる」と説明。「国民の3分の1が基本的に催眠状態」となり、政府の感染症対策トップのアンソニー・ファウチ博士を信じ込まされていると主張した。

AP通信は、同理論について、専門らの間では認められていないと伝えている。

家族からは変人扱い?

クラプトンはまた、政治的見解を公にして以来、家族や友人から「ヤバい奴だ」と思われるようになり、疎遠になってきたと冗談交じりに語った。

「昨年から、周囲に人が消えていった。あっという間にいなくなり、残骸ばかりになった」としながらも、「友人関係を整理できたと思っている。本当に必要で愛する人だけが残ったのは明らかだ」と前向きに語った。

妻子について「彼女たちを説得できないもんだから、ほったらかされている」と告白。音楽仲間についても「ミュージシャン仲間に連絡しても、返事が返ってこないことがある。電話もあまり鳴らなくなったし、テキストやメールもあまりこなくなった」と、近況を語った。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。