トランプ氏 激戦州ジョージアとミシガンでバイデン大統領をリード、米世論調査

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ミシガン州とジョージア州の有権者に行ったCNNの最新の世論調査では、トランプ氏の支持率がバイデン氏を上回った。

調査は先月末から12月初旬にかけて、ランダムに抽出した有権者(ミシガン1,197人、ジョージア1,068人)に対して行われた。誤差幅はそれぞれ±3.4、±3.3ポイント。

2020年の再対決となった場合、ジョージア州ではトランプ氏がバイデン氏を5ポイントリード(49%-44%)、ミシガン州では10ポイント(50%-40%)リードした。

前回大統領選ではバイデン氏が両州を制している。

トランプ氏のリードは、前回投票しなかったと答えた有権者によって拡大しており、これらの有権者間におけるトランプーバイデンの支持率の差は、ジョージアで26ポイント、ミシガンで40ポイントに達したという。

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2020年に投票したと申告した有権者の間でも、トランプ氏有利に傾いており、2020年から引き続きバイデン氏を支持する有権者は、トランプ氏に比べて少ないという。

大統領として史上最高齢のバイデン氏(81歳)に対して、両州の有権者の多くが、求める大統領像と距離を感じているようだ。

「政策上の立場」「自分たちのような人々の問題を理解する能力」「鋭敏さとスタミナ」面について、過半数が自分たちの求めているものではないと答えた。(ジョージア:それぞれ56%、56%、66%、ミシガン:57%、60%、69%)

トランプ氏も77歳になるが、これらの基準についてバイデン氏を上回った。ただし「気性」に関しては、バイデン氏よりも劣っており、ジョージアの58%、ミシガンの58%がトランプ氏は自分たちが求める気性を持ち合わせていないと答えた。バイデン氏についてそう答えたのは両州共に約半数程度だった。

特に若い有権者は、バイデン氏は大統領に求める資質と一致していないと考える傾向が強く、45歳以下の有権者で「政策上の立場」を、まさに求めているものと答えたのは両州共に9%にすぎず、「自分たちのような人々の問題を理解する能力」があるとしたのはジョージア11%、ミシガン9%に留まった。

ニッキー・ヘイリー vs. ジョー・バイデン

共和党予備選に関する世論調査では、トランプ氏が独走状態にある。

RealClearPoliticsによる各社世論調査の平均では、トランプ氏が60.3%、次いでデサンティス氏が12.7%、8月以降に勢いを増したヘイリー氏が12.4%と追い上げている。

しかし対バイデン大統領では、ヘイリー氏がトランプ氏を上回るリードを獲得していることが示されている。

同サイトの現時点のデータによると、トランプvs.バイデンとなった場合のトランプ氏のリードは2.2ポイントだが、ヘイリーvs.バイデンではヘイリー氏のリードは5.8ポイントとなっている。二桁リードするケースもあり、先月のウォールストリートジャーナルの調査では、ヘイリー氏とバイデン氏の差は+17ポイントとなった。

今回のCNNの調査でもヘイリー氏の対バイデン氏における支持率の差は、トランプ氏を上回った。

ジョージア州:ヘイリー 49%  – バイデン 43% 

ミシガン州:ヘイリー 50%  – バイデン 38%

11月27日から12月1日にかけて行われたThe Messenger/HarrisXの世論調査でも、ヘイリー氏はバイデン氏に10ポイントリードしている。同社の世論調査担当は、共和党穏健派、無党派層、バイデン氏に不満を持った有権者が支持を押し上げていると指摘している。

各候補者が最も力を注ぐ初戦州アイオワ州党員集会(1月15日)まで約一ヶ月。その後に続くニューハンプシャー州(1月23日)、ネバダ州(2月4日)、地元サウスカロライナ州(2月24日)といった序盤戦でヘイリー氏がどれほどの勢いを獲得できるか、注目される。

Mashup Reporter 編集部
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