27日に公開がスタートしたトム・クルーズ主演の最新作『トップガン マーヴェリック』。米国の祝日メモリアルデー(月)を含めた週末4日間の北米の興行収入は1億5,100万ドルとなり、同時期のオープニングとして2007年公開の『パイレーツ・オブ・カリビアン』の記録を破ったと報じられている。
この好調ぶりについて、保守派から民主党の劣勢を示すものだとの声が上がった。
保守派のラジオパーソナリティ、スティーブ・グルーバー氏は番組「リアル・アメリカズ・ボイス」で、「口先だけの政治家と無能な卑怯者、RINO、民主党議員、社会主義者に対して、11月にアメリカのプライドが戻ってくるという最大の警告だ」と主張。「それ(アメリカンプライド)は、われわれを目覚めさせ、国を取り戻すことになる。アメリカンプライドは、新作トップガンの非常にまれな好成績へと駆り立てている」と持論を展開した。
映画は1986年のヒット作『トップガン』の続編。第一作で海軍戦闘機兵器学校(トップガン)の訓練生だったトム・クルーズ演じる天才パイロットのマーヴェリックが、30年の時を経て、教官として戻ってくる。
撮影にあたっては、国防総省がジェット機や空母などの装備、人員、技術的な専門知識を提供するなど全面サポート。厳しい訓練を受けた俳優陣が、パイロットともに実際のF/A-18E スーパーホーネットに乗り込み撮影が行われた。極限状況における迫真の演技と機内に設置されたIMAXカメラが捕らえたド迫力の映像が見もの。
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なお、中国での上映スケジュールは決定していない。専門家の一部は、マーヴェリックのジャケットにある台湾国旗や、作品の「アメリカの例外主義と愛国的なメッセージ」が問題視されるだろうと指摘。上映が見送られるだろうとの見方を示している。