コーリー・ブッカー(Cory Booker)上院議員(ニュージャージー 民主党)は1日、2020年大統領選挙への出馬を表明した。
黒人歴史月間の初日を発表の日に選んだブッカー氏(49)は、同時にキャンペーンビデオを公開した。
「我々の国の歴史は、アメリカに生まれ、アメリカをホームに選んだ奴隷と奴隷制廃止推進者たちの運命の折り重りなど、共同によって定義づけられる。」と述べ、共同する意思によって、誰も置き去りにすることのない国を作ることができると信じていると語った。
ブッカー氏はすでに、自身がメンバーである連邦議会黒人議員幹部会をはじめとする連邦議員らに支持をよびかけているという。
ブッカー氏の出馬は以前より予想されており、キング牧師の記念日には、黒人の有権者が鍵を握るサウス・カロライナ州を訪問していた。
現職の上院議員ではこれまで、エリザベス・ウォーレン議員(民主 マサチューセッツ)とカーステン・ギリブランド(Kirsten Gillibrand)議員(民主 ニューヨーク州)、カマラ・ハリス議員(民主 カリフォルニア州)らが出馬を正式に表明している。その他、民主党からは、バーニー・サンダース議員(独立 バーモント州)、マイケル・ベネット議員(民主 コロラド州)の出馬が期待されている。
ブッカー議員が当選した場合、史上2番目の黒人で、初の独身の大統領になるという。
上院選議員になる以前、ブッカー氏は2006年から2013年までニュージャージー州ニューアークの市長を務めた。2013年に、フランク・ローテンバーグ議員が死亡したことで実施された特別選挙で共和党候補を下し、上院議員に選出された。近年は司法委員会のメンバーとして、ブレットカバノー最高裁判事の承認指名公聴会におけるやりとりがメディアの見出しを飾るなどし、知名度を上げた。