薬物使用告白のヘンリー王子へのビザ発給、情報開示求める裁判が前進

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ヘンリー英王子への米国ビザ発給に関する資料について、保守系のシンクタンク「ヘリテージ財団」が情報公開法に基づき、開示の迅速化を求めた裁判で、連邦地裁の判事は、政府に対して来週13日までに対応を決定するよう命じた。

同財団は訴状で、ヘンリー王子は、国内外における薬物法違反の本質的な部分を公に認めており、「米国の法律では、このような人物は一般的に入国が認められない」と指摘。「本質的に薬物犯罪を認めた経歴があることを考慮し、国土安全保障省(DHS)が、非移民ビザでの入国を不当に許可したのではないかという疑問が、メディアの集中的な報道によって浮かび上がっている」としたほか、「米国に入国させた判断を再考すべきかどうかという問題も表面化している」と主張した。

情報公開は「多大な公共の利益」に叶うとし、政府に情報公開請求の処理の迅速化を求めている。

ヘンリー王子は1月に発売した回顧録「スペア」で、マリファナやコカイン、アヤワスカなどの薬物を使用した体験を告白している。2016年には、ロサンゼルスにある女優コートニー・コックスの自宅で開かれたパーティーで、マジック・マッシュルームを服用したことも明らかにしている。

CNNによると、判事は6日の審問で、国土安全保障省に対して、来週火曜日までに請求処理を迅速化するか、請求に応じるかどうかを決めるよう言い渡した。

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財団による公開請求は、すでに税関・国境取締局 (CBP)を含む省内の複数の機関が拒否している。本体はまだ決定を下していなかった。

同省は先月26日に裁判所に提出した書類で、CBPが要求を拒否したのは、ヘンリー王子からの書面による同意を得ていないからだと理由を説明。さらに、原告は、情報を迅速に公開しない場合の「回復不能な損害を実証していない」として、公開請求の迅速化を強制する命令は適切ではないと主張している。

Mashup Reporter 編集部
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