米サンクスギビングデー後の週末明け(2日)のオンラインセール「サイバーマンデー」(Cyber Monday)が記録的な売上を達成した。
Adobe Analyticsによると、サイバーマンデーの売上は昨年比19.7%増で、94億ドル(約1兆200億円)に達した。スマートフォンからの購入が33%を占め、昨年比46%増となった。
同社のジョン・コープランド(John Copeland)マーケティング&コンシューマーインサイトチーフは、「消費者はお得なディールを最大限に活用し、支出を増大させた。特に雨や雪の日にスマートフォンでの購入が活発となった。」と述べた。さらに「小売店は、例年よりも短いホリデーショッピングシーズンに挑戦するため、セール開始時期を早めた。」と語っている。
今年は、感謝祭の週始めからセールを開始し、サイバーマンデー後の火曜日までセール期間を延長する小売店が目立つ。
サンクスギビングデー(11月28日)のネット通販の売上は前年比14.5%増の42億ドル(4,580億円)となり、同日のEC売上が初めて40億ドルを突破した。翌日のブラックフライデーセールは、前年比20%増の74億ドルの売上を記録した。
ShopperTrakによると、感謝祭の実店舗への客足は2.3%増加したが、ブラックフライデーの実店舗の売上は前年比6.2%減となった。
アマゾンは過去最高
大手オンライン小売アマゾン(Amazon)は3日、サイバーマンデーの全世界売上が過去最高を記録したと発表した。具体的な数字は明かしていない。ブラックフライデーの売上も過去最高を達成。サードパーティの販売額も最高を記録したと発表している。
商品別では、スマートスピーカーEcho DotやFire TV Stick4Kなどアマゾン自社製品のほか、レゴの「スターウォーズのダースベイダーの城」、『アナと雪の女王』版モノポリー、電気圧力鍋のInstant Pot Duo80–8 Quart、遺伝子検査キットの23andMe Health + Ancestry Service、L.O.L.サプライズドール、掃除ロボットのルンバ、キューリグのコーヒーメーカー、オーラルBの電動歯ブラシ、カーハート(Carhartt)のメンズニット帽、チャンピオンのメンズフーディなどをトップセラーアイテムとしてあげた。