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「まるでイカゲーム」SATCシンシア・ニクソン、NY市長に噛みつく

ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の続編「And Just Like That…」にミランダ役として主演中のシンシア・ニクソン(55)が、コロナ禍での学校運営をめぐり、ニューヨーク市長に苦言を呈した。

10歳の息子を持つシンシア・ニクソンは、「毎朝子供を学校に送っていくのは、”イカゲーム”のようだ」とNetflixのサバイバルドラマに例え、公立学校における遠隔授業の導入や、定期的な検査、マスクの配布などを求めた。

シンシア・ニクソンは5日にも、遠隔授業を支持したシカゴのロリ・ライトフット市長を賞賛し、ニューヨーク市は「口だけだ」と非難していた。

ニューヨーク市の教育局によると、10日時点で、陽性が確認された公立学校の生徒は14,123人、職員は2,298人だった。一部の学校では、教師や生徒が教室を出て、「ウォークアウト」の抗議活動が行われた。

なおエリック・アダムス新市長は12日、市議会議員らに、6カ月間は、遠隔学習の選択肢は検討しないと明言した。アダムス氏はかねてから、環境が整っていない家庭が多いとして、反対の姿勢を示している。
一方、検査体制については、方針の変更など検討する姿勢を示した。

ニクソン氏の投稿には、賛否の声が寄せられている。安全対策として、遠隔授業を選択肢として導入すべきという意見がある一方、「市長は正しい。学校は開けておくべきだ」など市の判断を支持する声が寄せられた。賛同者からは「Cynthia 4NYC Mayor!」と、次期市長に推薦する声も上がった。

政界進出の可能性は?

ニクソン氏は俳優業に加え、教育分野の活動家としても知られる。2018年にクオモ前州知事の対抗馬として、ニューヨーク州知事選の民主党予備選に出馬。嗜好用マリファナの合法化やユニバーサルヘルスケアなど、プログレッシブの政策を公約に掲げ、注目を集めた。

昨年12月に行われたSATC続編のプレミア試写会では、今年のニューヨーク州知事選への再出馬について、「クオモ氏は、現在知事職を去り、望みは達成された」と発言し、知事選への可能性は否定した。

2013年のニューヨーク市長選では、左派デブラシオ前市長を支持したニクソン氏。中道派のアダムス氏から政権を取り戻すため、次期市長選に出馬する可能性もあるかもしれない。

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