2日、ルイ・アームストロング・ニューオーリンス国際空港に着陸したデルタ航空の機内で、乗客が客室乗務員を捕まえ、首を切り落とすと脅かす事件があった。
捜査当局は、事件に関連してネルソン・モンゴメリー(39)を加重暴行などの容疑で逮捕した。
事件が起きたのはアトランタから到着した2432便の機内。地元メディアが伝えた目撃者の話によると、ネルソン容疑者は客室乗務員をチョークホールドし、ガラスの破片を首元に突きつけた。周囲に向かって、近づいたら「頭を切り落とす」と脅したという。
しかし乗客ら8人によって押さえ込まれ、その後に機内に乗り込んだ捜査官によって拘束された。
ネルソン容疑者は首から流血しており、逮捕後に病院で治療を受けた。座席には血の跡が残っていたという。客室乗務員は、2箇所の切り傷を負ったが軽傷だった。
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連邦航空局によるとパンデミック後に急増した「手に負えない乗客」によるトラブルは減少傾向にあり、2021年の報告件数5,973件から昨年は2,455件に低下した。今年はこれまでに1,123件が報告されている。