ツイッターのCEO、イーロン・マスク氏のアカウントフォロワー数が、27日にオバマ元大統領を抜いて、トップに躍り出た。
現時点のトップ5は以下の通り。
@elonmusk 133,098,533
@BarackObama 133,041,440
@justinbieber 133,304,739
@katyperry 108,386,753
@rihanna 108,291,776
CEO特別プログラム?
440億ドルもの大金をはたいてツイッターを獲得したマスク氏が、めでたくフォロワー数世界一となったわけだが、先月13日、ユーザーらの間では、「For You(あなた向け)」に表示されるツイートが、マスク氏の投稿で埋め尽くされているとの声が上がっていた。
この背景について、The Vergeとその姉妹サイトPlatformerは、前日夜にエンジニアが緊急招集され、マスク氏のツイートのエンゲージメントを高める取り組みがあったと伝えている。
招集のきっかけは、この日に開催されたスーパーボウルに関して、イーグルスを応援したマスク氏のツイートのエンゲージメントが、バイデン大統領のそれを大きく下回ったことで、試合後にマスク氏自らが本社に乗り込み、エンジニアらに問いただしたほどだったという。
同サイトによると、マスク氏は最近、自分の投稿のエンゲージメント数に執着しており、社内では「前例のないユーザー全体への(マスク氏の)ツイートのプロモーション」を可能にするシステムが構築されていた。
システムがスーパーボウル当日にマスク氏の期待通りの結果をもたらさなかった理由は不明だが、エンジニアらの努力により、13日の午後までに「問題」が「修正」され、結果、マスク氏のツイートが「For You」を埋め尽くすことになったという。
こうした取り組みの真偽のほどは不明だが、トップになったということで、当編集部は、広報にメールでコメントを求めたところ、先日発表されたとおり、ほどなくして「💩」とだけ、回答が返ってきた。
For Youの今後は?
「For You」は今年1月にローンチされた機能だが、マスク氏は27日に、4月中旬以降は、認証バッジを有する有料会員以外のツイートを表示しない方針を明らかにした。
この理由について、AI ボットに埋め尽くされる問題に対処するためだと説明。さらに、投票機能も、同様の理由で有料会員に限定されるとした。
なおツイッターでは最近、「ブルー」の認証バッジ(月額8ドル〜)以外に、公式ビジネスアカウント用に「ゴールド」、政府関係機関向けに「グレー」のバッジを開始したが、こちらは月額1,000ドルとも報じられている。