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NY新市長エリック・アダムス「ロースキルワーカー」発言で炎上

ニューヨーク市のエリック・アダムス新市長が、飲食店の労働者らを「ロースキルワーカー」と呼んだことで、批判の声が上がっている。

新型コロナウイルスの感染の再拡大を受け、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど大手金融機関を中心に、リモートワークを延長する動きが広がっている。

アダムス氏は4日の会見で、これらの企業の方針に反対の姿勢を示した。「あなたたちは、この都市のエコシステムの一部だ」と説明。「われわれのロースキルワーカー、料理人や皿洗い係、配達人、靴磨き職人、ダンキンで働く人々は、オフィスの一角で働くための学力を持ち合わせていない」と述べ、これらの人々を支えて欲しいとして、オフィスへの早期復帰を訴えた。

アレクサンドリア・オカジオ・コルテス下院議員(ニューヨーク・民主)らをはじめとした左派議員やアクティビストから、非難の声が上がった。

「仕事がロースキルだという主張は、低賃金で、健康保険もなく、非人道的な労働条件を正当化するための、富裕層の利害によって生み出された虚構」

公衆衛生の科学者Eric Feigl-Ding氏。「2020年は”エッセンシャルワーカー”だったが、2022年は”ローアカデミックスキルワーカー”扱い?」

アダムス氏は5日に出演したCBSニュースの番組で、自分自身も学費を賄うため、レストランで働いていたと明かし「ゴールは、低賃金で働く労働者が生き残ることができるよう、街をオープンすることだ」と真意を説明。「私が学費を払う間、レストランに誰も来なければ、私や家族は生き残ることができなかった。それが私のメッセージだ」と述べた。

また教師を中心に、要望が高まっている学校閉鎖について、「子供たちにとって最も安全な場所であるべきだ」と述べる一方で、低所得層の生徒たちは、遠隔学習の環境が整っていない家庭が多いとして、改めて閉鎖に反対の姿勢を示した。

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