本マグロ解体実演にニューヨーカー熱狂。True World Foods Expo 2019開催

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日本食の魅力を紹介する食のイベント「True World Foods Expo 2019」が8日、マンハッタンのメトロポリタン・パビリオン(Metropolitan Pavilion)で開催された。
本マグロ解体ショーが行われたほか、米国内外から出店した50以上の食品関連業者が、本マグロやハマチ、鯛、ウニなどの鮮魚に加え、宮崎和牛やモチアイスなどのデザートを提供した。

True World Foods
©mashupNY

イベントは、総合食品商社トゥルー・ワールド・フーズが主催。来場者数は約1500人と、寿司イベントとしてはニューヨークで最大規模となる。

イベントの目玉「マグロ解体ショー」は、午前と午後の2回実施された。さばきたての本マグロを、おのでら(Onodera)やブルー・リボン(Blue Ribbon)、スシ・リューセイ(Sushi Ryusei)など一流店のシェフがその場で握り、来場者に提供。ステージ前には長蛇の列ができた。

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会場には、一般客やシェフなどのレストラン関係者などが集い、寿司や刺身、ラーメンなどに舌鼓をうった。

WeChatで話題になっていたため、チケットを購入したという2人。新鮮なお寿司をおなかいっぱい食べることができ、満足しましたと語った。普段、日本食の居酒屋などで食べ歩きを楽しんでいるというグループなども見られた。

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日本パビリオンでは、日本の高級包丁ブランドの青木刃物製作所(大阪府堺市)もブースを出展。包丁販売のほか、日本から参加したスタッフが手彫りの実演を行なった。同社代表取締役社長、青木孝浩氏によると、米国は中国と並ぶ成長市場で、過去5年で売上が倍増している。これからは「かっこいい包丁を作っていきたい」と語り、シェフにアピールするデザインで、市場の拡大をはかる意向を述べた。

大学では国際関係学んだという、まもなく入社2年目の窪田美知子さん。「AIの時代になっても、江戸時代からあるこの仕事は、ずっと続いていくと思うんです。それが誇りです。」と職人の世界に飛び込んだ理由を語った。

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青木刃物製作所の青木孝浩社長と窪田美知子さん ©mashupNY

昨年の評判を受け、今年は会場を拡大し、出店数も昨年の25から倍増した。「ナマモノでこれほどのイベントはニューヨークにはありません」というトゥルー・ワールド・フーズのマーケティング・ディレクターの熊谷忠久氏。「イベントのプロモーションに対して、非常に良い反応があった。」と手応えを述べ、ニューヨークに加え、将来的にロサンゼルスやサンフランシスコ開催の可能性も考えられる、と語った。

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True World Expo 2019マーケティング・ディレクターの熊谷忠久氏 ©mashupNY