環境保護団体「エクスティンクション・リベリオン」(Extinction Rebellion)が7日、ニューヨークやベルリン、ロンドンなど世界約60都市で、気候変動に対する早急な対策を求め、道路を遮断するなどの抗議活動を行った。
エクスティンクション・リベリオンは昨年英国で結成され、現在50カ国に支部を展開する。抗議活動は、スペインやアムステルダム、パリ、カナダ、メキシコなどでも実施された。
ニューヨークでは、フィナンシャル・ディストリクトのウォールストリート付近に集まった人々が、血のりをチャージンブル(Charging bull)のブロンズ像に塗り、像の上で緑の旗を振ったり、寝そべり死んだふりをするダイインで抗議した。団体は、気候変動の真実を語ることや、2025年までに二酸化炭素排出量をネットゼロにすることを求めた。
ニューヨークタイムズによると、ニューヨーク市全体で約90人が警察官に拘束されたという。同団体は7日から5日間、ワシントンスクエアパークやコロンビア大学、FOXニュース前などで抗議活動を行う予定だという。
なお、チャージングブルは、先日もテキサス出身の男性にバンジョーで殴りつけられ、頭部が破損する事件が発生している。
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