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ドラゴンボールZがポルノ? Qアノン支持の下院候補者がツイート

フロリダ州第18区で連邦下院選挙に立候補しているKWミラー氏(無所属)は29日、「ドラゴンボールZ」はインターネットにおける「アニメポルノ」の「最大の問題」とツイートした。

「いまや彼らは、大量のアニメポルノをインターネット環境にもたらしている。中でもドラゴンボールZは最大の問題だ。彼らは漫画のキャラクターを性的対象にして、堕落したアジェンダを子供達に押し付けようとしている。」

「彼ら」が誰を指しているか説明していないが、この前後のツイートでは、SNS企業や小児性愛者に関する発言をしている。またこれまで頻繁に、急進左翼やグローバリスト、RINO(リベラルよりの共和党)といったワードを使用し、反トランプ勢力への批判を繰り返している。

同氏は、キャンペーンページで「アメリカをグローバリストのアジェンダから救う」と主張。「”左翼のダークマネーのグローバリスト”は、アメリカを”福祉国家”に変貌させ、経済的に屈服させようとしている。覚醒した共和党のKWミラーがグローバリストと戦う」などと謳っている。

ツイッターのヘッダー画像には、トランプ氏の写真を使用。「アメリカファースト」や「製造業の再建」など、トランプ氏の政策に支持を表明している。

陰謀論に関連するツイートも多く、今月5日には、Qアノンのハッシュタグをつけて、歌手のビヨンセはアメリカ人ではなく、イタリア人だと投稿し、「これは、ジョージ・ソロスによるディープステートのアジェンダの一部」と主張。ツイートは同日中に1万回近くリツイートされるなど、話題となった。

続くツイートでは、ビヨンセの曲「フォーメーション」はグローバリストへのシークレットメッセージだと述べ、ビヨンセはアラバマとルイジアナにある教会で悪魔崇拝をしていると投稿した。

この2日後には、民主党のアレキサンドリア・オカシオ・コルテス議員が、BTS(防弾少年団)と共謀して、大統領を攻撃していると投稿した。ミラー氏はこの中で、Kポップは海外のプロパガンダで、BTSは「Big Time Socialists」の略だと記していた。

ミラー氏は、先日のツイッターの規制強化の発表後、これらの投稿を削除したようだ。ツイッター社は21日、物理的な被害につながる恐れがあるとして、Qアノンに関連するアカウントの活動に「強力な措置」を講じると発表。7,000件のアカウントを削除したほか、Qアノンに関連するアカウントや投稿のレコメンドを停止し、トレンドや検索への表示を制限するなどの措置を講じると述べていた。

フロリダ第18区では、ミラー氏の他に、民主党2名、共和党2名が立候補している。各党の予備選挙は8月18日を予定している。現在2期目のブライアン・マスト議員(共和党)が再選を目指している。

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