フロリダ州ブレバード郡にあるパトリック宇宙軍基地に踏み入ろうとした男が逮捕・起訴された。男は、重大な連絡事項を大統領から預かったと思い込んでいたという。
地元テレビ局NBC2によると、逮捕・起訴されたのはオカラ在住のコーリー・ジョンソン(29)。3日前に、約120マイル南方にある海岸付近でフォードのピックアップトラックを盗んでいた。
ジョンソン被告は基地に入ろうとする際、トラックを盗み、米国のエイリアンが中国のドラゴンと戦っていることについて警告するよう大統領から指示を受けたと主張したという。
同局は、ジョンソン被告の罪状は自動車窃盗の罪で、現在、ブレバード郡刑務所に収容されていると伝えている。
軍事専門サイトのMilitary.comによると、パトリック宇宙軍基地には、東海岸上の軌道に載せる衛星の打ち上げを担当する第45宇宙航空団が所属している。同組織は、近くにあるケープカナベラル宇宙軍基地を監督してもいる。
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パトリック基地は、第二次世界大戦中に海軍航空基地として使用された後、空軍に移管され、1950年にパトリック空軍基地に改名。ミサイルテストセンターとして使用された。2019年に宇宙軍が正式に発足された後、パトリック宇宙軍基地に名称が変更されたという。