フロリダ州の民主党予備選に関する世論調査で、マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長の支持率がジョー・バイデン前副大統領を抜き、トップとなった。
調査はSt. Pete Pollsが2月12日と13日に、民主党予備選に投票する可能性のある有権者3,047人に実施。誤差の範囲はプラスマイナス1.8%。
本日予備選が行われた場合に、ブルームバーグ氏に投票すると答えた有権者は27.3%で、1月に行われた同様の調査による17.3%から10ポイント上昇した。バイデン氏は25.9%で前回の41.3%から大きくダウン。ピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長は10.5%、次いでバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)は10.4%となった。ニューハンプシャー州予備選で躍進したエイミー・クロブシャー上院議員(ミネソタ州)は8.6%、エリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州)は4.8%、トム・ステイヤー氏は1.3%だった。
- ジョー・バイデン:25.9%
- マイケル・ブルームバーグ:27.3%
- ピート・ブティジェッジ:10.5%
- エイミー・クロブシャー:8.6%
- バーニー・サンダース:10.4%
- トム・ステイヤー:1.3%
- エリザベス・ウォーレン:4.8%
- まだ決めていない:11.2%
フロリダ州の予備選は3月17日で、実施まで約1か月間。今後の展開で支持率が大きく変化する可能性はあるが、代議員数の多い州で、資金力を背景に広告を積極的に展開するブルームバーグ氏の戦略が功を奏する結果となった。
The Hillによると、ブルームバーグ氏は11月の出馬表明後、同州で数千万ドルを広告に費やしきた。ライバル候補の多くは、これよりも早く予備選が実施される州に資金を集中的に費やしており、フロリダではまだ広告の放送を開始していないという。
人種別では、ブルームバーグ氏が35.45%のヒスパニックの支持を集め、前回から約15ポイント上昇。一方、バイデン氏は19.7%で、36.4%から大幅に低下した。サンダース氏は12.7%だった。
バイデン氏の強みである黒人層では、バイデン氏の支持は41.5%で、引き続き首位をキープ。しかし1月の57%から大きく低下した。ブルームバーグ氏は22.7%で前回から約10ポイント上昇した。