ハマス元最高幹部、13日の金曜日に全世界で抗議呼びかけ NYでも警戒態勢

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イスラム組織ハマスの元最高幹部ハレド・メシャール氏は声明で、ヨルダンやレバノンを含む世界の人々に対して、パレスチナ人を支持し、イスラエルの攻撃に異議を唱えるよう訴えた。

メシャール氏は2004年から2017年の間、ハマスの党首を務めた。現在はカタールを拠点に活動している。

ロイターに宛てた映像で、イスラエル国境に接するヨルダンやレバノン、シリア、エジプト政府と国民に向け、「最後の審判の瞬間」であり「あなた方はみな自身の責務について認識しているだろう」と述べ、「ジハード(聖戦)を教えるすべての学者、それを学び、伝える者よ、(理論を)応用すべき時だ」と主張。「アラブとイスラム世界の通りや広場に繰り出すよう」呼びかけた。

ハマスは、今回のイスラエルに対する大規模な攻撃を「アル・アクサ洪水」(Al-Aqsa Flood)と名付けている。イスラエル側も報復攻撃を開始しており、12日の双方の死者数は、2,400人(うちイスラエルの死者は1,200人、25人の米国人を含む)を超えた。

メシャール氏は、13日の抗議活動を「アル・アクサ洪水の金曜日」と呼び、「アラブとイスラム世界と、世界の自由の身にある人々を総動員する日」と宣言。「占領の犯罪を暴き、孤立させ、攻撃的な計画を阻止する日であり、 パレスチナやエルサレム、アル・アクサへの愛を示す日だ」と述べ、パレスチナ人への連帯と、抗議活動への参加を求めるとした。

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メシャール氏の声明は、世界で暴力行為を誘発する可能性があるとして警戒感が高まっている。

政治コメンテーターのジョーイ・マナリノ氏はSNSで、不要不急の外出や交通公共機関(特に飛行機)の利用を控え、公共のイベントに出かけないよう警告した。

ニューヨーク市内ではハマスの攻撃後、2日間にわたりイスラエルとパレスチナ双方の支持者がデモを行った。13日には、タイムズスクエアで、パレスチナの解放を呼びかける集会が計画されている。

地元メディアPIXによると、ニューヨーク市警察はその日勤務に就いている警官に対し、制服姿で出勤するよう求めたという。ユダヤ人コミュニティセンターは、米国内のユダヤ人団体に対する既知の脅威はないとしているものの、警備員を増員したり、ニューヨーク市警察などと連携を取るなどして、厳戒態勢を取ると語っている。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。