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「おしゃべりはおしまいだ」著名軍事アナリスト、ウクライナの義勇兵に参加

軍事アナリストで、米ケーブルテレビ局MSNBCで解説を担当していたマルコム・ナンス(Malcolm Nance)氏が、ウクライナの外国人義勇兵に加わっていたことがわかった。

ナンス氏は18日、西部リビウからMSNBCの番組に、迷彩服姿でライフル銃を携えて出演。約1カ月前に、ウクライナ軍の領土防衛部隊に加わったと明かした。

領土防衛部隊は、外国人の志願兵で構成される戦闘部隊で、現在52カ国から約2万人の志願兵が参加している。

USA Todayによると、ナンス氏は、米海軍の元軍人で、36年間、政府の情報機関と仕事をしてきた。現在、テロ対策に関して、政府への助言や情報を提供する組織「Terror Asymmetrics Project」でエグゼクティブを務めている。MSNBCでは、国家安全保障や軍事問題などの解説を行っていた。

ナンス氏は、ドネツクに駐留するウクライナ軍の友人から、「われわれは、今晩もたないだろう。500発の爆撃を受けた」と厳しい戦況を聞いていたと説明。「進行する戦争を見るにつれ、おしゃべりをするのはおしまいだと感じるようになった。ここで行動を起こす時だと思い、1カ月前に領土防衛隊に加わった」と参加の理由を語った。

ロシアの侵攻は、「本質的に(ウクライナを)絶滅させる戦争」と述べた上で、「われわれがここにいる目的は、たった一つ。ウクライナの無実の人々を、ロシアの侵攻から守ることだ。ロシア軍はインフラを破壊し、都市に攻め入り、男女子供を虐殺している」と話した。

ナンス氏は18日、ツイッターで「おしゃべりはおしまいだ」と改めてコメント。”ストップロシア”や”ウクライナに栄光あれ”などのハッシュタグをつけ、軍服姿の写真を投稿した

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